島巡りの旅おとなの冒険 初級編(7)ナショナル ジオグラフィック日本版

2011/5/8

一生に一度だけの旅(ナショジオ)

名だたる探検家の足跡を追いかけてきたナショナル ジオグラフィック誌がセレクト旅のプランを紹介する「一生に一度だけの旅 おとなの冒険 初級編」。最終回はスカンジナビア、アドリア海、ギリシャの島巡りの旅をお届けします。

~ストックホルム群島~

バクスホルム市に係留されたボート。この市は64の島で構成される。(c)Anders Blomqvist/Lonely Planet Images

スカンジナビアで最も美しい首都、ストックホルムの近くで、数多くの島と水路を船でめぐる旅に出よう。

ストックホルム群島は、北はアルホルマ島から南はランドソルト島まで、バルト海に浮かぶ2万4000の島から成る。これらの島々を船でめぐるクルーズは、ヨーロッパでも牧歌的な雰囲気が楽しめる旅であり、男たちが1年の半分を海で過ごし、女たちが陸でその帰りを待ちつづけた昔がしのばれる。

ストックホルムからわずか1時間の船旅で主要な島は見ることができるし、南に下って、群島が開けた海に出会うところを確かめてもいい。自然と人間の工夫が見事に調和した風景に出会えるだろう。砂浜を歩いたり、キノコや野花が咲く森を散歩したりするのも楽しい。

海岸には独特の赤いサマーハウスが並ぶ。群島も内側になると、植物が勢いよく茂っている。釣りのスポットで、サケがかかるかどうか運試しをしていれば、日なたぼっこをするアザラシの姿が見られるかもしれない。

凝った装飾の商館や、歴史のある邸宅、城をめぐって歩くのもいいだろう。そしてもちろん、この群島の中心に、おしゃれなストックホルムがある。

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ベストシーズン  汽船クルーズの運航は5月から9月まで。

所要日数  1~5日

旅のヒント  群島の島めぐりに便利な5日間有効のパス(Batluffarkortet)は、ストックホルムのツーリストセンターで買える。座席はすべてスタンダードクラス。日帰りツアーのなかには、昼食が料金込みのものもある。

とっておき情報  防水の服、虫よけ、水は必須。フィンハムン(Finnhamn)、グリンダ(Grinda)、ラノ(Rano)、ナッタロ(Nattaro)、ウト(Uto)などの島々には簡素ながらキャンプ場がある。海岸でもボートでも、釣りざおを使った釣りは禁止。群島の秋は本土より長く、暖かく、日照時間が長い。

【見どころと楽しみ】
■昔ながらの汽船に乗れば19世紀にタイムスリップ。
■ストックホルムを除けば、群島最大の島バクスホルムは17世紀からの歴史があり、要塞や木造の屋敷が残る。
■ストックホルムに続く群島内側には、切妻屋根に小さな塔が立つサマーハウスが並ぶ。お金持ちがうらやましい。
■サンドハムン島(Sandhamn)はその名の通り広い砂浜がある。海水浴でリラックスしよう。
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