酷評も「国名」で大逆転 明治ブルガリアヨーグルト
テレビ東京(WBS)
明治ホールディングス傘下の明治の主力商品「明治ブルガリアヨーグルト」は、日本で初めて商品化された砂糖などを加えていないヨーグルトだ。1970年の大阪万博でブルガリア館を訪れた社員がヨーグルトを試食したことをきっかけに開発に着手し、翌年「明治プレーンヨーグルト」という商品名で発売した。しかし当時の日本では甘いヨーグルトが主流だったため、「酸っぱい」「腐っているのでは」と酷評されたという。「商品名に『ブルガリア』が必要」と考えた担当者はブルガリア大使館に通いつめ、国名を使う許諾を得て1973年に「明治ブルガリアヨーグルト」として発売した。すると「本場のヨーグルト」として次第に人気が高まり、プレーンヨーグルト市場シェア3割の定番商品に成長した。
[テレビ東京「WBS」2018年2月15日放送を基に制作]
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