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暮らしの知恵

精巧フィギュア アニメキャラから親鸞像まで

2011/4/20

暮らしの知恵

紙粘土などで作ったフィギュアの原型に色を付ける(大阪府門真市の海洋堂)

本物そっくりの精巧な造形が売り物のフィギュア(立体模型)のファン層が広がっている。特撮番組やアニメのキャラクターなど愛好家向けの玩具という印象が強かったが、最近は仏教にちなんだ珍しい商品も登場。自分にそっくりな“分身”フィギュアを作ってくれるサービスも人気を集めている。作り手の技術力とユニークな題材選びで、フィギュアの世界が市民権を得つつあるようだ。

「本物そっくりに作る技術を追い求め、ここまで来た」(海洋堂〈大阪府門真市〉社長の宮脇修一さん)

目の下に刻まれたしわ。台座にあぐらをかく姿。フィギュア大手の海洋堂の「親鸞像」は細部の再現にこだわりを見せる。全長約8センチメートルと小さいが思わず手を合わせたくなるほど迫真のつくりだ。

浄土真宗の開祖、親鸞の七百五十回忌を前に、昨春から全国各地で開催されている「親鸞展」。会場での限定販売だが、「寺社関係者も目を見張る出来。来場の記念に買う人も多い」(販売元のテレビ朝日映像)。

芸術家の故・岡本太郎の生誕100年に当たる今年は記念展の開催に合わせ、大阪万博の「太陽の塔」などのフィギュアをそろえる。宮脇社長は「イベントの記念グッズはフィギュアの認知度を高める好機」と話す。

愛好家らが個人の趣味で作製した人形がフィギュアの原点だ。1980年代初期は特撮のヒーローや怪獣など少年の憧れを映す題材が多い。

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