幸子おばあちゃんの「かき餅」 寒い季節の郷土料理
テレビせとうち
真庭市の北部、鳥取県との県境にある津黒高原は、冬は雪がたくさん積もり、春は新緑の芽が美しく、夏は涼しくすごしやすいという、四季がしっかり感じられる場所。
そんな大自然の中にあるのは「昭和のハッスルかあちゃん工房」。試行錯誤しながら、特産品開発や生産にはげむ美甘幸子さんに、地元産ヒメノモチで作る昔ながらの「かき餅」の作り方を教えていただきました。手間はかかれど、かき餅は、寒い季節ならではの郷土料理です。
にんじんやゆず、紫芋など7種類の味がある中で、今回は、かぼちゃのかき餅を紹介。もち米にかぼちゃを練りこむことで、やさしい風味のかき餅の出来上がりです。
<材料>
餅米 1.5升
カボチャ 400グラム
砂糖 400グラム
塩 大さじ1強
(1)一晩水に浸した餅米を45分蒸す。この時、同じ蒸し器にカボチャも一緒に入れ、10分ほど蒸し取り出しておく。
(2)餅つき器に(1)=餅米とカボチャと塩を入れてつく。
(3)つきあがる頃に砂糖を全体にまぶすように入れ、さらに5分程ついたら、餅とり粉をふったシートに移す。
(4)型に入れて長方形にする(型がない場合は、手で長方形に形を整えておく)。
(5)天気にもよるが、1~2日置いて、程よい硬さになるまで寝かせる。
(6)約5ミリ幅に薄く切る。
(7)切った餅をビニールひもで編み込み、風通しのよい場所に2カ月ほどつるして干して、乾燥させる。
(8)かき餅をレンジで膨らませた後、140℃の低い温度の油で、泡が出なくなるぐらいまでじっくり揚げてできあがり。そのままいただく。
テレビせとうちの「おばあちゃんの台所」は「孫に食べさせたい」料理、「教わりたい懐かしいおばあちゃんの味」を取材し、あなたのおばあちゃんに代わって紹介する番組です。
ワークスタイルや暮らし・家計管理に役立つノウハウなどをまとめています。
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