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はるやまホールディングスの治山正史社長

はるやまホールディングスの治山正史社長

スーツ業界4位のはるやまホールディングスは競合他社のように外食やサービスなど多角化には走らない。日本のスーツ文化は根強いとみているからだ。創業2代目となる治山正史社長は健康宣言を発布。健康を切り口としたスーツ開発と店作り、そして社員の健康増進で会社の成長を目指す。

――20年前に常務の時にお会いして以来です。お堅い「はるやま」にしてはずいぶんライトな雰囲気で。先行きを懸念していましたが(笑)。

「何とか続いています(笑)。当時は商社から帰ってきたばかりで、今も変わらない雰囲気でしょう」

――会社の体質は変わりましたか。

「数年前に(京セラ創業者の)稲盛和夫さんの影響で『はるやま哲学』を創りました。インフラ企業として世の中になくてはならない存在になると。ここを起点にビジネスを作ろうとしています。割と生真面目です」

ストレス対策スーツに手応え

――ここ20年でスーツ市場は様変わり。どう総括していますか。

「3つの視点があります。1つは衣食住全体でのカジュアル化です。住はニトリやイケアが進め、食もイタリアン、ファストフードと。衣だけが進まないわけがない。特にクールビズの流れは大きかった。それでも日本はスーツ文化が根強く、米国みたいに急激に落ち込まないでしょう」

「2つ目が二極化。百貨店が弱くなり、郊外型の紳士服専門店に顧客が流れてきました。この結果、価格の二極化が鮮明です。3つ目は脱・ビジネスウエアの流れでしょう。スーツも何もしないと黒電話のように絶滅してしまいます。そこで健康とスーツを結びつけ、従来と違った市場を作れないか、考えています」

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