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学校形式は信用していない証し?

 皆さんは「研修」という言葉を聞くと、どんなイメージを抱くでしょうか。「つまらない」「身につかない」「役に立たない」といった、ネガティブな印象を持っている人が多いのではと思います。
 原因の一つは、やり方にあります。いまだに多くの研修が、大人数が一堂に集められ、一方的に講義を聞かされる「学校形式」で行われています。眠たいことこの上ないです。どうして学校でも企業でも、あの形をかたくなに守り続けているのでしょうか。

あのスタイルは産業革命時代のイギリスで生まれました。少ない人数で、多数の労働者を一斉に教育するために設けられたものであり、明治期に日本にも導入されました。

そこでは、前にいる先生(講師)と黒板(ホワイトボードやスクリーン)に向かって、生徒(受講者)全員が並んでいます。そのほうが、一時に監視できるからです。多くの職場がこの形でレイアウトされているのも同じ理由です。

言い換えると、何もしないでおくとサボるから、見張っていないといけないわけです。当時は、勉強どころか読み書きができない人が多く、「学校に行く暇があったら働け」という時代です。知識レベルも学習意欲も著しく低かったのです。

そんな人を相手にするのに最適なのが学校形式です。つまり、いまだに皆さんの会社の研修が学校形式で行われているとしたら、その程度の連中だと軽く見られているのかも……。

レベルの高い人には手出しは無用

時代は変わり、今では学習者のレベルが大幅にアップしました。強制的に指導しなくても、自ら学ぼうという人も多くいます。どんな人にどんなスタイルで育成をすればよいか。それを教えてくれるのが「ウィル・スキル・マトリクス」です。

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