話の脱線防ぐ「仕切りフレーズ」 議論をかじ取り

進行役でない場合には「恐れ入りますが、●●についておうかがいしたいのですが……」と、穏やかな物言いで相手に軌道修正を促すのがよさそうです。「恐れ入りますが」という「クッション言葉」を添えることによって、相手を傷つけることなく、スムーズに割って入ることができます。

長すぎる雑談を切り上げる

会話の本題に入る前の呼び水として雑談は大切です。「いつもお世話になっております。さて新製品のご紹介をさせていただきます」というような、あいさつもそこそこにすぐ本題に入る態度も悪くはありませんが、いささか味気ない感じがあります。「ずいぶんとビジネスライクな人だ」と受け取る人もいるでしょう。

そうはいっても、あいさつのあとに雑談が延々と続くのも困ります。そういう「雑談過剰」の人には「興味深いお話ですが、そろそろ本題をお聞かせくださいませんか?」「そのお話は、また別の機会におうかがいするということで……」といった言葉を挟むことによって、本題を引き出すようにしましょう。こう言えば、たいていの場合、相手は自分の脱線に気づくものです。長い話をとがめるような言い方ではなく、あくまでも朗らかに切り出すのがコツです。

相手の気持ちになってものを言える人は場の雰囲気を和ませることにもたけています。肝心な点は人を立てるという姿勢です。こちらの意見を押しつけたり、笑えない冗談を口にしたりといった態度は相手への気配りに欠けています。「教えてください」「そこのあたりをもっとお聞かせ願えませんか」といった、相手から教わるという態度を示せば、向こうも進んで話したくなるものです。

物知りの人によくあるのですが、自分が知っている話題が出ると「そんな話は知っている」と話の腰を折ったり、相手の発言に誤りを見付けて「それは間違っている。正しくは●●だ」と訂正したりする人がいます。契約内容を左右するほどの重大なミスなら、その場で確認しておいてもよいのでしょうが、こんな態度を繰り返していたら、煙たがられる存在となりかねません。

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