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自動車にガソリンを入れる給油口はメーカーやモデルによってばらつきがある PIXTA

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ここまでの訓練で読者のみなさんの頭も、かなり柔らかい頭に仕上がってきたのではないでしょうか。

今回の問題は、まず左脳で何が起きているのかを整理して可能性を絞り込んだうえで、右脳で発想をジャンプさせて実際何が起きているのかを推測するような、柔らか頭のコンビネーションが求められます。

ここでもう一度、この連載で皆さんが学んできたことをあらためて振り返ってみましょう。

まず「謎を受け入れる心を磨く」訓練で、不思議な現象に直面したときに、それを頭から否定してしまうメンタルブロックの発動を阻止する訓練をして、頭を柔らかくして、謎解きに入れるようにウォーミングアップをしました。

左脳を鍛える訓練では、論理的に問題の構造を整理するスキルを学びました。

右脳を強める発想法の訓練では、3つの技術を手にいれました。つまり、ニュースから発想を盗む技術、違う仕事をしている人の視点を借りる技術、そして外国の常識から学ぶ技術でした。

さらに他人の経験値を間接体験することで、どんなことが起きてもびっくりしないという境地に達するための訓練も済ませました。

ここまでの訓練を通じて、固かった頭はかなりのところまで柔らかくなってきたのではないかと思います。

さて、野球ではイチロー選手のように右投げ左打ちが有利と言われていますが、私はビジネスも同じだと思っています。

ビジネスで右投げというのは、右脳でたくさんの発想を投げかける能力。この力が強いと、それだけ広い範囲まで考えを広げることができます。

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