――それで改革に動き出したのですね。

「これまでの店は1980年代に出した『80タイプ』、その半分の投資コストの『50タイプ』などがありました。3年前からスクラップ&ビルドで改めようと4タイプに分けました。1つ目がミニドーナツなど新しい商品をそろえた『to go』、2つ目がカフェタイプ、3つ目がフードコート内に出すタイプ、そして従来型の店です」

ダスキンは大都市圏の駅ビルなどに「to go」の出店を加速する(東京・池袋の店舗)

「ミスドは約80%が持ち帰りで、食べる時間は昼すぎから夕方までと限られている。そこで持ち帰りが減る中、1つ目と2つ目で朝食、昼食需要を取り込みたいと考えています。加盟店には昨年に説明し、積極的に対応してもらっています」

――ところでセブン―イレブン・ジャパンとのドーナツ戦争の総括はいかがですか。

「セブンが参入して最初の半年ほどは5%ぐらいの影響を被りました。今はほとんど関係ありません。特にコンビニが袋詰めにしてからドーナツ扱いしなくなったのでは。それでもドーナツ市場を膨らませたのは事実。しかもコンビニは男性がコーヒーを頼んでドーナツを食べますが、ミスドは男性が入りにくいので、違う客層を開拓したと感じています」

「お店のタイプもシーンに合わせていきます。これまでは店のパッケージにあった立地を探していましたが、今は逆で立地条件に応じた店のパッケージを柔軟に変えていこうと。何とか新タイプで1200店ぐらいを維持していきたいです」

『逃げ恥』効果、採用にプラス

――清掃などサービスは好調ですね。

「働く女性が増えてきたことと、高齢化ですね。以前は自分でできたことがつらくなっているようです。モップのレンタルは2%減ぐらいですが、清掃や家事代行は7~8%ぐらいの成長です」

――家事代行が主役だった人気ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』の効果はありましたか。

「直接の効果はありませんが、業界のイメージは良くなりました。採用面ではプラスになったと思います」

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