3000万本無料配布、悪評から大逆転 ポカリスエット
テレビ東京「WBS」
大塚製薬が1980年に発売した「ポカリスエット」は日本のスポーツ飲料市場の先駆け的存在だが、当初は社内外で悪評にさらされた。当時としては糖質を低く抑えたため役員から「おいしくない。これでは売れない」という評価を受けたり、社長の決断で発売にこぎつけた後も消費者からは「いつどこで飲めばいいのか」「金を払う価値があるのか」といった厳しい声が聞かれたという。そこでまず商品コンセプトを浸透させようと3000万本を無料配布した結果、発売の翌年には売り上げが3倍近くに伸び、今や30年以上の歴史を持つヒット商品として定着している。
[テレビ東京「WBS」2017年8月22日放送を基に制作]
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