――ネットでセブンからアダルト本がなくなるとの噂が飛びました。

「(笑)。きわどいのは推奨をやめてますからね。雑誌の棚は6段から8段へとうまく並べます。お酒もリキュールやワインは伸びています」

――市場が伸びているスムージーやスイーツはセブンは強くないです。

「出遅れているスムージーは手を打つように指示しています。スイーツも優位性が持てていない。それで今回刷新し、強いセブンスイーツを作り上げようと。目玉の1つがシュークリームです。発売後、4日で商品力は分かりますが、なかなか売り上げが落ちません」

――経営指導料をこれから下げます。

「これは拡大策です。売り上げは増え、店の利益も平均3%程度伸びていますが、それ以上に人件費が上がっています。下げる1%分を原資に従業員が働きやすい環境を作ってほしいですね」

(聞き手は中村直文)

古屋一樹
1973年明治学院大商卒。82年セブン―イレブン・ジャパン入社。00年取締役、09年副社長、16年から現職。加盟店の経営支援や店舗戦略の経歴が長い。息抜きに「ポケモンGO」を楽しむ。神奈川県出身。67歳。
商品開発力で競合圧倒
セブン―イレブン・ジャパンの国内店舗数は2018年2月期中に2万店に達する見込み。ドミナント(地域集中)を進めつつ、食品工場や配送センターを各地に配置。業務の効率性や商品開発力で競合を圧倒する。7期連続でプラスだった営業利益は18年2月期、横ばいになる見込みだ。
加盟店で人手不足感が強まる中、支援費用の拡大が利益を圧迫する。店から受け取る経営指導料を9月から減額するほか、新型の食洗機の導入も進める。さらなる成長を追うには1店舗ごとの収益を一段と伸ばす必要がある。(川上尚志)

[日経MJ2017年5月15日付]

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