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セブン―イレブン・ジャパンの古屋一樹社長

セブン―イレブン・ジャパンの古屋一樹社長

カリスマ経営者、鈴木敏文氏の退任から約1年が過ぎたセブン―イレブン・ジャパン。そのDNAは健在で既存店売上高は4月まで57カ月連続プラスという快進撃を続ける。今の古屋一樹社長は鈴木モデルを継承しつつも、商品作り・売り場・価格を洗い直す。「朝から晩まで便利なセブン―イレブン」を掲げ、改革に挑む。

――MJは紙面も見直し、改めてリアル消費の主役であるコンビニエンスストアをさらに掘り下げます。先行きをどう見ていますか。

「以前からオーバーストアなどと指摘されてきましたが、これからも需要は強まります。年間に200万人近くが70歳以上になり、働く女性が70%を超えます。一方で食品スーパーがコンビニのフォーマットに入り、ドラッグストアは食品を拡大。ネット販売も増加し、消費者の選択眼は厳しい。大変な時代なんです。逆にこの大きな変化はチャンスでもあります」

違和感があればダメ出しする

――そのポイントは。

「奇手奇策はありません。近くて便利という当社のコンセプトは変わりません。距離だけでなく、お客様がホッとする精神的な近さも意味します」

――「マチのほっとステーション」?。

「違う違う(笑)。コンビニにとって好立地、商品、サービスのかけ算がナンバーワンになる絶対的な要素なんです。当たり前のことを徹底することが一番難しく、変化対応しながらやり続けることはセブンイレブンの絶対的な方向感です」

――試食やダメ出しはされてきましたか。

「してますよ。今日の塩ラーメンはまあまあだったかな(笑)。自宅や会社で食べて、違和感があったらまず調べてもらいますが。現場でおにぎりなどでおかしいという複数の意見が出たら売り場から下げます。商品だけは絶対妥協しちゃいけない。これは鈴木(敏文)さんの最大のDNAだと思っています」

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