
3つめは、北海道産の洞爺湖町で生産されている「カムイ・ミンタルの塩」。アイヌ語で、「神々が遊ぶ庭」という意味です。
3つの釜を移動させながらじっくり濃縮し、不純物をしっかりと除去し、さらに14時間かけて煮詰めて結晶化させています。適度なしょっぱさとイノシン酸を思わせる濃厚なうまみが特徴で、さらりと溶けたのち、そのまま酒のつまみになるほど濃いうまみが広がります。かなりこってりとした味わいに仕上がります。

なお、そのまま塩とオイルだけで食べても十分おいしいですが、ちょっと野菜を採りたいな、ちょっと豪華にしたいなという時は、さっとできるアレンジがおすすめ。
たとえば、まるごと凍らせたトマトをおろし器で削ってかけると、旨味が増すとともに見た目にも華やかになります。また、オリーブオイルをごま油に変えて、みょうがやきゅうり、大葉、かいわれ大根などを細かく刻んで混ぜた薬味をトッピングするのもおすすめです。
まるでモッツァレラチーズ?「塩豆腐」

「豆腐はしょうゆで食べる」という人がほとんどだと思いますが、実は塩で食べると、大豆の味わいがぐんと前面に出て、豆好きの人にはたまらないおいしさになります。そのまま豆腐に塩をかけて食べるのももちろんおいしいのですが、そこにちょっとひと手間を加えて、塩をまぶして一晩寝かせることで、豆腐が驚きの食感に変身します。
プチブームになっている「塩豆腐」。作り方をご紹介しますので、ぜひ試してみてください。
水を切った豆腐に、重量の約1.5%~2%程度の塩をまぶし、全体的に馴染ませます。

キッチンペーパーで3重にくるみ、ザルの上などに置くなどして、冷蔵庫で半日寝かせます(水が出てくるので下に皿などを敷きます)。
半日も経つと、キッチンペーパーはびしょびしょになっていますので、新しいものに交換してくるみ直して、さらに半日寝かせたら、できあがり。
どうしてこのような変化が起きるのでしょうか?