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嫌いな人の物言いは「受け流し」が肝心 PIXTA

嫌いな人の物言いは「受け流し」が肝心 PIXTA

友人同士のおしゃべりで「●●さんは嫌いだ」という話が出ました。発言者は良識がある人で、これまで悪口や不平、不満、愚痴の類(たぐい)を彼から聞いたことがなかっただけに驚きました。そして、私も「●●さん」を悩ましい存在だと思っていただけに、「なぜ嫌いな人になってしまうのだろうか?」と、考えました。

答えは「話し方がきつい」「決めつけた話し方」をされるからです。良く言えば、単純明快。悪く言えば、相手の立場や状況を考えない話し方をする、いわゆる「KY(空気が読めない、空気を読まない)な人」が●●さんなのです。

プライベートだけのつきあいならば、会わずに済ますことはできます。しかし、「●●さん」は仕事で頻繁にお会いする相手。悩ましい存在であっても、顔を合わせないわけにはいきません。

こういう方がみなさんにもいるのではありませんか? では、「嫌な人」とは、どう付き合えばいいのでしょうか? どんなふうに、会話をすれば、苦手意識が消えるでしょうか。

いったん嫌いだと思ってしまうと、人はなかなかその気持ちを変えることができないものです。「仕事なのだから、仕方がない」「少しの間なのだから、我慢すればいい」。そう自分をなだめるのもわかります。しかし、「嫌いな人」状態のまま、たびたび顔を合わせれば、こちらのストレスは膨らむ一方です。かといって「こちらもきつい態度で接しよう」などと対決姿勢を持てば、相手はますます増長しかねません。

嫌な物言いは「受け流す」が基本

嫌いな相手と接する場合、私は「受け入れる気持ちで向き合う」というつもりにしています。心では100%納得できていなくても、笑顔で会話します。「嫌い」という感情を、「こういう人もいるのだ。学ばせてもらおう」という意識に変えるのです。根本的な発想を変えて向き合えば、相手が嫌な発言や行動をしてきても、こちらの受けるダメージは以前と比べて軽くなります。

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