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岩手の個性派カツ丼 ソースあんかけ、かつラーメンもカツ丼礼賛(5)

和風だしにソースのたれであんを作る

お店の創業は50年ほど前で、あんかけカツ丼は40年ほど前から出されているらしい。

紹介された知人からは卵とじのカツ丼もイケるということだったので、早速注文。

食べた瞬間「あれ、ソースが効いている?」と思い、店主に聞いてみると中濃ソースを使っているとのこと。見た目にはわかりにくいが、ソース卵とじではなく、和風のたれベースに中濃ソースを加えているとのことだ。玉子は半熟トロトロに仕上げてある。

卵とじのカツ丼もソース味

前回長野県飯田市のカツ丼でウスターソースを加えたカツ丼を紹介したが、なんと岩手県にも、ウスターではなく中濃を加えたカツ丼があったのは驚きだ。しかも数十年前からこのスタイル。

こちらのカレーにはケチャップ、ソースが使われており、長野の飯田同様ハイカラな文化を好む歴史が潜んでいるのだろうか。

中濃ソースとしょうゆの相性を合わせるのはバランスが難しい。ほとんど知られていないこのようなカツ丼がまだまだあることに、地方のポテンシャルを感じる。

「天金」のしょうゆ味あんかけカツ丼

さてすぐ近くにも「天金」というあんかけカツ丼を出すお店がある。ところがこちらのあんかけカツ丼、しょうゆ味だ。

こちらのあんかけカツ丼の餡は、言うなればみたらし団子のような甘辛さ。しかしこれが何とも言えずカツ丼にも合う。「こんのや」とは徒歩2分ほどの距離だが、かたやソース風味、かたやしょうゆ風味である。

ちなみに同店にはカレーあんかけカツ丼というのもある。こちらは未食だが、ぜひとも食べに行きたいミステリアスなカツ丼だ。

老舗「松竹」のカツ丼

さて宮城県に接する県南の一関市に合併した旧町村のあんかけカツ丼を紹介したが、旧一関市にも歴史あるカツ丼がある。一ノ関駅前にある大正9年創業の老舗「松竹」のカツ丼だ。

カツ丼がいつから出されていたかは定かではないが、昭和の初期にはすでにあったとのエピソードがあるようで、その歴史は大正2年に生まれたとされる福井の「ヨーロッパ軒」の歴史に迫るほど。

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