自慢話を上手に語るテクニック 嫌み消す3点セット

(A)「うちの主人、今かかわっている仕事に夢中なんです。おかげでどうにかチームリーダーになれたのだけれど、帰宅が遅くて、彼の体が心配なの」

(B)「うちの主人、チームリーダーになれたのだけど、それで満足しているなんておかしい。役員になれる器だってみんなが言っているのに……」

どちらも夫がチームリーダーになれたことの自慢話ですが、言い方が少し違うだけで、聞き手が受ける印象はずいぶん変わってきます。

(A)の言い方であれば、夫の自慢をしながらも彼の健康を気遣う妻の心配りが感じられます。でも、(B)になると、夫の自慢をしているものの、こんなものでは満足できないという妻の野心が浮き彫りになって、強欲さに嫌気が差す人が多いのではないでしょうか。

行き過ぎた自慢は職場の人間関係にもひびを入れかねない PIXTA

前者はほほ笑ましい自慢、対して後者は不快な自慢といえるでしょう。不快な自慢をされたら、その人の話をもっと聞きたいとか、仲良くなりたいとは思わないものです。コミュニュケーションは、お互いが心地よいものであるのが大前提なのに、無遠慮な自慢のケースでは聞き手は一方的に不快感を押しつけられた格好になります。つまり、コミュニュケーションのルールを、乱しているのです。ほほ笑ましいと不快の分かれ目は自慢が自分本位であるかどうかです。聞き手への配慮を欠いた言葉選びや言い回しをしないよう、気を配りたいものです。

自慢話の切り出し方、締めくくり方

私もたまに自慢話をします。それはコミュニュケーションを楽しくするためです。会話を盛り上げ、相手から質問や共感の意思表示を受けるための「自慢」です。言葉のキャッチボールを進めるために自慢を活用しています。

その際、気をつけているポイントが3点あります。まず1つめは「前置きをする」。相手の話が一段落したら、「ちょっと自慢してもいいかしら?」「●●さんには聞いてほしいんだ」などと、さらっと切り出します。

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