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自慢が過ぎると、聞かされる側はうんざりする PIXTA

自慢が過ぎると、聞かされる側はうんざりする PIXTA

「自慢なんて私はしない。だって聞いていて面白くないでしょう」「良識のある人は自慢話をしないものだ」――。こんなふうに言う人が珍しくないほど、「自慢」という言葉には抵抗があるものです。

「自慢をするのはみっともない」「自慢話は嫌われる」。そう思い込んでいる人が多いのではないでしょうか? しかし、現実は誰しも無意識のうちに自慢話をしています。

たとえば、「私の名前を出せばおまけしてくれから、言ってみて」と、友人になじみのお店を紹介するのは、形を変えた自慢です。「仕事が忙しくて食生活が乱れて困る」というのも、愚痴気味ではありますが、ほのかに自慢が含まれています。「明日も出張なの」「きょうもランチ抜きで仕事よ」というようなひと言にも、「私はこんなに忙しい」というアピールが潜んでいます。当人にはそんな意識は薄いかもしれませんが、「忙しい」というアピールには「私は頼りにされている人間だ」という自負があるのです。

誰しも自分はかわいいもので、自分の存在価値を認めてほしいと思っています。それはとても自然なことであり、「自慢のタネ」を作るために、人は努力を重ね、知識や知恵を増やし、技術を磨き、結果的に能力を開花させるともいえます。ですから、自慢自体は必ずしも悪いことではありません。

問題になるのは、相手の気持ちを考えずに、ストレートに自慢をしてしまうことです。自慢話を聞かされて、嫌な気持ちになったことのある人は多いでしょう。その多くは、傲慢なもの言いだったり、見栄を張ったりと、目の前にいる人の気持ちを考えていない話し方といえます。

許せる自慢と許せない自慢の分かれ目とは?

次に挙げるのは、どちらも夫の自慢をしていますが、あなたにはどちらが心地よく聞こえるでしょうか?

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