恭子おばあちゃんの「わさび漬け」　ピリっとさわやか

地域の産物を大事にし、愛し、その良さを上手に引き出したおばあちゃんの味。テレビせとうちの「おばあちゃんの台所」は、そんな「孫に食べさせたい」料理、「教わりたい懐かしいおばあちゃんの味」を取材し、あなたのおばあちゃんに代わって紹介する番組です。

岡山県北部に位置する美作市。鳥取県境に近い、山々の四季が楽しめる高台に住む恭子おばあちゃんは、畑で採れる葉わさびを使った料理が得意です。「恭子おばあちゃんの葉わさびの漬け物は、いつ食べても絶品なんですよ」とご近所さんも絶賛します。

葉わさび特有の、ピリっとしたさわやかな辛みや苦みを生かすには、漬け物が一番。

調理法は、塩もみにするか、湯通しして和えるだけの簡単なもの。ふるさとの味として、シンプルに体に染み渡り、心に刻まれます。

「葉わさびの粕漬け」

＜材料＞
　葉わさび　1kg
　塩　大さじ1強
　酒粕　1kg
　酒　1カップ
　しょうゆ　1カップ
　砂糖　50g
　みりん　150cc
　昆布だしのもと　8g
＜調理法＞
（1）葉わさびをポリ袋に入れて塩もみしたあと、棒で叩いてやわらかくする。
（2）酒を入れてあらかじめやわらかくしておいた酒粕に、しょうゆ、砂糖、みりん、昆布だしのもとを入れて滑らかになるまで混ぜる。
（3）（1）を2センチほどに切って水気を絞り（2）で和える。

「葉わさびのしょうゆ漬け」

＜材料＞
　葉わさび　1kg
　しょうゆ　1.5カップ
　みりん　0.8カップ
　酒　1カップ
＜調理法＞
（1）わさびはさっと湯通しして、冷水で手早く冷やす。
（2）（1）を2センチほどに切って水気を絞る。
（3）しょうゆ、みりん、酒を合わせて、味を見ながら（2）にかけ好みの味に整える。