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メロン、おいしく安くたっぷり食べる法 プロの目利き

2017/5/30

高級フルーツとして知られるメロン。温室ものは通年で出回るが、本来の旬は初夏から秋にかけて。最もおいしいのは、5月から7月にかけてと言われる。

メロンは、スイカ同様、植物学的には瓜の仲間で、マスクメロンのような表面に網目がある「ネット系」とまくわうりに代表される網目がないものに大別される。さらに、プリンスメロンなど、二つを掛け合わせた品種も多く出回る。

メロンというと「夕張=北海道」を思い浮かべがちだが、実は最も生産量が多いのは、茨城県だ。

収穫を待つ畑のメロン

主な産地は、鹿島灘に面した一帯。温暖で水はけがいいことに加え、果物の糖度を高める重要な要素と言われる昼夜の寒暖差にも恵まれているため、メロンづくりが盛んだ。特に鉾田市は「鉾田のメロンは日本一」の看板を掲げ、旬の時期は、鹿島灘に沿うように走る国道51号線沿いには多くの直売所、そして観光農園が軒を連ねる。

その中の人気のスポット「みなみ果樹園芸」を訪ねた。メロン畑で収穫体験ができるとともに、産地ならではの「メロン食べ放題」も用意されている。

代表の米川勝弥さんに、メロン畑を案内していただく。最初に「メロンは瓜の仲間」と紹介したが、畑の見た目は、キュウリやスイカと同様だ。

熟したメロンを選んで摘み取る米川さん

地面を這うように長く伸びた蔓の先の実が、敷かれたクッションの上で熟すのを待っている。

実はメロン、収穫時期の見極めが難しいという。大きく育っているからといって成熟しているとは限らず、一方で、小ぶりでも熟れきった状態のものもあるという。

プロの判断基準は、実のいちばん近くの葉にある。果肉がじゅうぶんに熟していると、これ以上光合成の必要がなくなるとメロンが自ら判断、実にいちばん近いところの葉を枯らせ始めるそうだ。写真左のメロンが完熟ということになる。じゅうぶんに熟すと表面も黄色みを帯びてくる。

左のメロンが完熟 葉が枯れている

では、表面の緑色が強いメロンが未熟で、黄色がかっているのが完熟かというと、必ずしもそうではない。枯れ気味だったり実が傷んでいたりする場合も黄色くなる。やはり、見極めの最重要基準は葉なのだという。葉のない状態では、プロ中のプロの米川さんでさえ、食べごろを正確には見極められないそうだ。

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