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食の達人コラム

塩にこだわれ! 正しく選べば、安い肉もおいしく変身 魅惑のソルトワールド(1)

2017/5/26

料理や食材はもちろん、酒や調味料など、グルメの様々なジャンルに精通するエキスパートが、それぞれの専門分野を語る「食の達人コラム」。今回登場していただくのは、ソルトコーディネーターとして塩の啓蒙に努める、一般社団法人日本ソルトコーディネーター協会代表理事の青山志穂さんです。

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突然ですが、みなさんは、ご自宅に置いてある「塩」がどんな塩だったか、商品名や産地をすぐに思い出せますか?

これは、私が講演や料理教室をする際に必ず最初に投げかける質問です。

小首をかしげながら「あれ? なんの塩だったっけ? 赤いキャップのやつ?」となる無関心派と、自信満々に「沖縄旅行の時に買った〇〇とピンク色の岩塩を使っています!」と答えてくれるこだわり派の2つに分かれるのですが、大多数の方が前者です。

国内で流通する塩は約4000種類にも上る

1997年に、塩の製造と販売を管理・制限する専売制度が終焉してから、ナトリウム純度の高い「食卓塩」や「精製塩」以外の塩が製造・輸入されるようになりました。その後の幾度かの塩ブームも経て、今や日本に流通する塩の種類は約4000種類にも上り、塩の専門店が各地にできたり、スーパーマーケットの棚に並ぶ塩の数が充実したり、大手食品メーカーから塩にこだわった食品やお菓子が発売されたりしています。

このように「塩にこだわるとなにかがいいらしい」ということは徐々に広まってはいるようですが、あって当たり前の身近なもの過ぎて、気にかけたことがない人のほうがまだまだ多いのが現状でもあります。

■塩はおいしさの要

塩と食材にだってマリアージュがある=PIXTA

塩なんて別にこだわらなくてもいいじゃない、どれを使っても一緒でしょ、と思われるかもしれませんが、ところがどっこい、その考え方は大間違い。塩にこだわるだけで「いつもの料理がより簡単に、おいしく、おしゃれになる」という事実を知らない人のなんと多いことか。お酒と料理にマリアージュが存在するように、塩と食材にだってマリアージュが存在するのです。

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