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キリンビールは主力商品「一番搾り」に経営資源を集中して成果を上げた

キリンビールは主力商品「一番搾り」に経営資源を集中して成果を上げた

キリンビールの布施孝之社長の「仕事人秘録」。第1回は千葉市の稲毛海岸で過ごした幼い日々やバレーボールに打ち込んだ早稲田大学のころを振り返ります。

――海辺の街で自由奔放な少年時代を送る

少年時代は潮の香りとともにあります。千葉市の稲毛海岸で生まれ育ち、塾通いなんか無縁の生活でした。夏になれば近くの海で真っ黒になるまで泳ぎ、陸に上がれば野球三昧。そんな毎日でした。

実家は祖父母が切り盛りしアサリと海苔(のり)とり、それに食堂もやっていました。そこに東京の化学会社の研究者だった父、それに母と私が同居していました。家にはいつもお客さんや親戚、近所の人が集まりワイワイガヤガヤ。陽気な漁師町の人たちはみんな「タカ坊」「タカ坊」とかわいがってくれました。

中学時代はバレーボールに熱中しました。日本の男子バレーボールチームが1972年のミュンヘン五輪で金メダルをとるまでの道のりを描いたテレビのドキュメンタリー番組「ミュンヘンへの道」に触発されたのでした。

千葉県立千葉東高校に入ってもバレーボールに明け暮れ気がつくと3年の夏、国体予選で敗れると後は受験がもう目の前に迫っていました。国立大学を目指すには時間が足りません。受験科目が3つの早稲田大学1本に絞り、勉強に集中しました。

――東京女子大学の監督を経験、勝つためのリズムづくりを学ぶ

大学に何とか合格すると、またバレーボール。国体経験者から全くの初心者までいる同好会で副幹事長として全体を束ねる苦労を経験しました。ただ、後々ためになったのは東京女子大学で監督を務めたことでした。

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