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お代わりしたくなる「ご飯のお供」

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NIKKEI STYLE

家で食事をとる内食志向やお取り寄せの広がりを受け、人気が高まっているのが、つくだ煮やふりかけ、食べるラー油などの「ご飯のお供」。調理の手間がなく、ご飯のおいしさも存分に味わえる。新米の秋を迎え、専門家がよりすぐった商品を実際に食べ比べ、その中からお代わりしたくなる一品を選んだ。

493ポイント
加島屋「さけ茶漬」(新潟市)
 カナダなどで捕れた脂肪分が多く身が軟らかいキングサーモンを使用。塩漬けで熟成させた後に、焼き上げて、ほぐした。サケの中骨を焼いて身をこそげ取った、まかないとして食べていた料理が発展したもので、半世紀以上続くロングセラー。お茶漬けだけでなく、熱々のご飯にのせたり、おにぎりの具にしたりしても楽しめる。同じ加島屋の商品では「いくら醤油漬」(230グラム入り2940円)も高い支持を集めた。
 「しっとり感を残し、ほぐしすぎておらず、ほかにはない素晴らしい食感を楽しめる」(藤原浩さん)、「サケそのものの味がする。まさにシンプルイズベスト」(猪口ゆみさん)
 (1)200グラム入り2310円(2)出荷から冷蔵で21日(3)0120・00・5050、www.kashimaya.com/
406ポイント
美山荘「花山椒ちりめん」(京都市)
 天日干しした甘みの強い対馬産のチリメンジャコと京都産のサンショウを、天然もろみを搾ったしょうゆで炊き上げた。サンショウは実ではなく、香りの優しい花を使うことで刺激を抑え、チリメンのうまみを引き出した。美山荘は旬の山菜や野草、川魚などを使った料理で人気のある老舗旅館。
 「口にした瞬間の香りが素晴らしく、ジャコの食感も硬すぎず、軟らかすぎずで絶妙。丁寧な作りと繊細な味付けでご飯が止まらず、食べ飽きない」(門脇宏さん)、「薄めの味付けに仕上がっている。サンショウの辛さを感じさせない分、幅広い層の人が楽しめる」(園城洋彦さん)
 (1)120グラム入り2500円(2)製造から冷蔵で約30日(3)075・746・0231、miyamasou.jp/
308ポイント
花錦戸「まつのはこんぶ」(大阪市)
  北海道南産の真昆布をスッポンのスープで煮込み、松の葉のように細く切った塩昆布。実サンショウと粉サンショウも別々に加えてある。花錦戸は元々はスッポン料理で知られる老舗料亭。この商品は懐石料理の最後に出すスッポン鍋の雑炊に添えていたもので、常連客の要望に応えてお土産となり、後に一般にも販売するようになったという。
 「硬めの歯触りの後にやってくる味のハーモニーが何とも楽しい」(野村祐三さん)、「複雑で深みのある味が、口の中全体に広がる。もう一口、もう一口と体が欲する一品」(水沢雅之さん)
 (1)75グラム入り2100円(2)製造から常温で6カ月(3)0120・70・4652
259ポイント
山一醤油製造所「あけがらし」(山形県長井市)
 和辛子を米こうじで発酵させて作る。しょうゆ、トウガラシ、麻の実、三温糖も使っており、舌に残る辛さが特徴。生産量が少なく、注文から発送まで1カ月以上かかることも。「熱々のご飯にのせたときの風味は食欲を誘い、何杯でも食べられる」(園城さん)(1)140グラム入り683円(2)製造から常温で6カ月(3)0238・88・2068、homepage1.nifty.com/akegarashi/
255ポイント
清左衛門「贅沢茶漬」(兵庫県西宮市)
 国内の産地から厳選した穴子、チリメン、昆布、ゴボウのつくだ煮の詰め合わせ。お茶漬け用だが、ご飯にのせて食べてもおいしい。「にごりのないきれいな味わい。きりりとしょうゆが効いているのに、素材の風味が生きている。ご飯が止まらない」(町田成一さん)(1)210グラム入り4000円、90グラム入り1575円の「ミニ茶漬」も(2)製造から冷蔵で14日(3)0798・49・8898、www.seizaemon.com/
252ポイント
万鐘「万鐘島ぶた黒糖肉みそ」(沖縄県うるま市)
 専属農場で育てた豚の肉を使い、県内産の黒糖と長野県産の山吹みそを一緒に練り合わせた甘みそ。焼きナスなどとも好相性。コラーゲンが豊富な皮も含む。「甘さと辛さが程よく同居し、ご飯が進む味」(畔田隆弘さん)、「ジューシーで豚の甘みをよく引き出している」(町田さん)(1)185グラム×2個入り1300円(2)製造から常温で6カ月(3)098・975・2015、store.shopping.yahoo.co.jp/bansyoyh/
185ポイント
紅梅園「鶯宿梅3年物梅干1級品」(宮崎県都城市)
 無農薬栽培した日本古来の梅の品種、鶯宿梅を使用。天然塩で漬け、たるの中で3年熟成後、自家栽培のシソで本漬けした。取り寄せ時には緩衝材代わりに園内で育てた野菜を入れてくれることも。「これぞ日本の味。しっかり塩の効いた天日干しで作った昔ながらの梅干しは銀シャリにぴったり」(白木あきこさん)(1)500グラム入り2940円(2)出荷から冷蔵で1年(3)0986・22・6325、www.koubaien.com/
182ポイント
倉崎海産「花瑠&花星」(広島市)
 3~4月に捕れる身がよく太った生食用のカキを選別して使用。オーブンで焼き上げた後にしょうゆで味付けし、コーン油に漬け込んだ。余ったオイルはパスタなどに再利用できる。「カキのオイル漬けは数あれど、歯応えが硬めで、これほどの食感はほかにない」(野村さん)(1)200グラム入り1575円(2)製造から冷蔵で2カ月(3)0120・014・744、www.kurasaki.co.jp/
178ポイント
三嶋亭「牛肉しぐれ煮」(京都市)
 明治6年(1873年)創業の老舗すき焼き店。ほどよく脂を取り除いた黒毛和牛の赤身肉をしょうゆとショウガで煮込んだ。おにぎりや巻きずしなどの具としても楽しめる。「甘辛な味付けは万人に愛される味」(猪口さん)、「かみしめるほどに牛肉のうまみがじわっと感じられる」(白木さん)(1)80グラム入り840円(2)製造から常温で28日(3)075・221・0003
10
171ポイント
はれま「チリメン山椒」(京都市)
 実サンショウがピリッと効き、しょうゆで炊いた濃いめの味付け。サラサラとした食感で大人向けの味。チリメンジャコは九州・四国産を使用。お茶漬けやおかゆの具にも向く。「サンショウのバランスが良く、鼻を抜けるかぐわしさがある。葉物野菜と一緒にチャーハンにしてみたい」(石沢哲さん)(1)72グラム入り1050円(2)製造から常温で14日(3)0120・10・8070、www.harema.co.jp/

今回の「ご飯のお供」は、ある程度の保存ができ、加熱などが不要で、他のおかずや調味料、だしなどの助けを借りなくても、それだけでご飯が進む加工食品を広く対象にした。お茶漬けの具なども、お茶をかけずにそのままご飯と一緒に食べておいしい場合は候補に含めた。

日本は各地にご飯のお供といえる保存食が多いが、上位10品にもチリメンジャコや梅干しなど日本ならではの伝統食品が並んだ。スーパーなどで売っている商品に比べると高めだが「節約生活の中でささやかなぜいたくができる」(高島屋の園城洋彦さん)。

肉や魚介類などの生産者が加工から販売まで取り組む産直型の商品も人気だ。6位の「万鐘島ぶた黒糖肉みそ」の製造販売元は養豚業者で、2008年にこの商品を売り出した。7位の「鶯宿梅3年物梅干1級品」は梅園、8位の「花瑠&花星」はカキ養殖業者が手掛ける。

ご飯が進むだけでなく、栄養面で日ごろの食生活に役立てることもできる。食がテーマのサイトを主宰する白木あきこさんは「忙しい朝にはたんぱく質がしっかりとれる肉・魚系でお茶漬けに。海藻やネギなどの野菜を組み合わせれば栄養価も高まる」と指摘。米穀店を経営する西島豊造さんは「常備するなら、味が濃すぎず、食べ飽きないものを選びたい」と話す。

おいしく食べるには、賞味期限や保存方法の注意書きをよく読むようにしたい。開封前は常温保存が可能でも、開封後は要冷蔵といった商品が多い。

お酒のつまみとしてならカキ

ご飯のお供には、お酒のつまみに向く商品も多い。試食会ではその評価も尋ねた。11人の専門家中、最多の7人が推したのが、8位の「花瑠&花星」。「スコッチ、バーボンに合いそう。つまみの仕上げに、オイルを使ったパスタで締めたい」(園城洋彦さん)

4位の「あけがらし」は「純米酒の熱かんが欲しくなった」(町田成一さん)、「角切りの豚肉と一緒にいためて芋焼酎の相手に」(門脇宏さん)など6人が支持した。ご飯のお供としては10位内には入らなかったが、京都のニシンそば店、やぐ羅の「にしん姿煮」もつまみとして評価が高く「日本酒にぴったり。小皿に盛っておもてなしの最初に出すのもいい」(白木あきこさん)といった声があった。


 表の見方 数字は選者の評価を点数化。(1)主な容量と価格(送料別)(2)日持ち(3)通販の電話番号やホームページ(頭のhttp://は略)
 調査の方法 まず専門家の推薦や関連書籍の情報をもとに1次選抜を実施。100品以上のおすすめの中から2人以上が推すものを中心に25品を選出。それらを試食して最終順位を決めた。試食会のご飯には、象印マホービンの圧力IH炊飯器で炊いた佐賀県産コシヒカリの新米を使った。保存できる期間は常温や冷蔵などで1週間以上を条件とした。選者は次の通り(敬称略、五十音順)。
 石沢哲(JA全中広報部よい食プロジェクト推進課)▽猪口ゆみ(「セコムの食」バイヤー)▽園城洋彦(高島屋MD本部食料品・食堂ディビジョンバイヤー)▽門脇宏(「食楽」編集長)▽畔田隆弘(伊勢丹食品営業部シェフズセレクションバイヤー)▽白木あきこ(サイト「追求!美食道」主宰)▽西島豊造(スズノブ社長)▽野村祐三(フリーライター)▽藤原浩(フードアナリスト)▽町田成一(「dancyu」編集長)▽水沢雅之(永谷園)

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