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xiangtao / PIXTA

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その場の雰囲気を悪くしたり相手を気落ちさせたりしてしまうのが「マイナス言葉」や「省略言葉」です。あなたも経験がありませんか? こうした言葉を投げかけられたことが。否定的なことばかり言う「マイナス言葉」が口ぐせのようになっている人は結構います。

会議や打ち合わせなどで誰かが提案をすると、「待っていました」とばかりに「それは難しいでしょう」「リスクが大きいじゃないですか?」などと否定する。そこで、なぜそう考えるのかと理由を尋ねると、「不景気だから」「タイミングが悪い」「うちの(会社)のイメージではない」などと、とってつけたような答えが返ってくる。

こうしたケースで「それはユニークな発想ですね」「やってみる価値はあるでしょう」「挑戦しましょうよ」などと、100%肯定ではなくても、プラスのイメージを与える言葉を掛けられたら、提案者は勇気をもらえますが、否定的な発言である「マイナス言葉」を返されたら、それだけでやる気がなくなります。最悪の場合、「この人には何を言っても無駄」だと、同僚や部下、仲間とのコミュニュケーションがとれなくなってしまうという事態も考えられます。

「マイナス言葉」を吐いてしまう人の多くは悪気がありません。本人の性格や育った環境などが影響して、無意識に出てしまうのです。そうしたことがたび重なるうちに周囲のよそよそしさに気づき、「何で私は仲間はずれになるのだろう?」と思う。その原因は自分にあるのに、被害者意識を持つのです。

否定的な物言いを減らす言い換えテクニック

「あなたは否定的なことしか言わないから扱いにくい」「その性格、どうにかなりませんか?」などとは、誰も教えてくれません。「マイナス言葉」が身についている人に苦言を呈したら、普段以上に強烈な「マイナス言葉」で返ってくるのは予想できるから言わないのです。

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