猫背には要注意

運動療法に詳しい武庫川女子大バレー部の坂本じゅんやトレーニングコーチは、四十肩・五十肩になりやすい人の共通点として猫背気味の姿勢を挙げる。頭部や肩が前方に出たままの姿勢が長く続くことでそれを支える肩甲骨周辺の筋群が固まりやすくなることと関係しているのではないか、と指摘。長時間、肩から上に腕を上げることが少ない姿勢が要注意というわけだ。

肩、腕、腰、背中、足など身体を比較的均等に使う運動としては水泳などもお薦め。坂本コーチは「四十肩・五十肩に悩むのは体を動かすことをおっくうがる人が多い。日ごろから長時間前かがみにならないよう姿勢に注意し、ラジオ体操などを行う予防法が簡便で有効」と話している。負荷は軽くても体全体を動かす運動が必要なようだ。

(大阪・運動担当 本田寛成)

肩関節、炎症起こしやすく
 四十肩・五十肩は肩関節の周囲に起こる炎症のことだが、発症原因やメカニズムは、はっきりとは分かっていない。肩関節は、肩甲骨と上腕骨が接続し周囲には多くの筋肉があるほか、筋肉が骨に付着した結合組織の腱(けん)、関節を動かす腱板、関節を覆う袋の関節包などが接しており、炎症を起こしやすい部位といわれる。
 症状に合わせた対応が肝心で、痛みが激しい場合は抗炎症剤などで対処、安静にする。強い痛みが引いた後は関節が硬くなって可動範囲が狭くならないように、様々な運動でリハビリを行う。あまりに痛みがひどい場合や、症状が長引いた場合は、腱板の断裂など重症に陥っている可能性もあり、医師に相談することが必要だ。

[日本経済新聞夕刊オムニス関西2010年9月17日付]

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