フード・レストラン

おでかけナビ

雑司が谷、霊園の周りの異空間

2010/9/21

山手線の内側にあるにもかかわらず、どこか時代に取り残された感のある町、それが雑司が谷だ。池袋の繁華街から10分も歩くと、別世界に入って行く。

池袋駅東口から明治通りを南に下ると古書店「古書往来座」が現れる。店に入ってすぐ目に付くのが「雑司ケ谷霊園に眠る文人たち」のコーナー。文学通の店主・瀬戸雄史さん(34)は、埋葬著名人リストを更新し続けている。最近は夏目漱石や永井荷風ら、著名人の墓を巡る「墓マイラー」も多い。

大鳥神社の参道を入って、江戸時代の面影残る鬼子母神で一休み。樹齢600年超の大イチョウがこずえを空に伸ばす。境内に駄菓子屋「上川口屋」がある。創業は1781年、店主の内山雅代さん(70)は十三代目。代々女性が店を継ぐという。

古書往来座の「雑司ケ谷霊園に眠る文人たち」コーナー

ケヤキ並木の参道にこの夏、豊島区が「雑司が谷案内処」を開いた。スタッフが常駐する小さくとも立派な観光案内所だ。

案内処の裏には、かつて漫画家の手塚治虫さんが住んでいた「並木ハウス」がある。アパートは現役で、今も10世帯が住む。手塚氏の部屋はちょうど空室だったので、特別に許可をとり、ドキドキしながら「鉄腕アトム」が生み出された部屋をのぞかせてもらった。

Mo's cafeの特製メンチカツランチ。食べるほどに食欲が湧いてくる

昼食は「Mo's cafe」へ。ファミリーレストラン並みの料金で、手間をかけた欧風家庭料理を楽しめる。人気の「特製メンチカツ」(890円)を食べて大満足。穴場発見。

都電荒川線鬼子母神前から一駅だけ揺られ、雑司ケ谷で降りる。すぐ近くの雑司ケ谷霊園を散策した後、迷子になりそうな不安を抱きながら坂を下る。

個性的な商店が並ぶ通りへ。この辺りは奇跡的に戦火を逃れたため、狭い路地に古い民家が多く残る。レトロな雰囲気が満点だ。

フード・レストラン 新着記事

ALL CHANNEL