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blanche / PIXTA

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感情が高ぶっている人を前にすると、人は「落ちつかせよう」「なだめよう」と、本能的に思うものです。すると、「まあまあ、落ちついて」あるいは「穏やかにいこうよ」などと言いがちになります。でも、そんな発言をすれば相手をかえって刺激して「落ちついているよ!」「穏やかじゃないか!」と、感情をさらに高ぶらせてしまいかねません。

「まあ落ち着いて」「穏やかにいこう」が火に油を注ぐ理由

なぜでしょうか? そういう発言は感情を否定され、頭から押さえつけられるような印象を相手に抱かせるからです。

相手が取り乱している場合には、その状況をまずは受け入れ、相手の感情を認めることがカギです。

怒っている相手ならば「怒るのも無理ないよね」「その気持ち、分かるな」と、やわらかく伝えてみましょう。泣いている相手ならば「悲しいよね」「泣いてもいいんだよ」と、優しく伝えるのもいいでしょう。そうやって感情を認めてから、焦らずゆっくり時間をかけ、落ちつくのを待つのが賢明です。

取り乱している相手に対しては、落ちつかせようとするのではなく、「落ちつくのを待つ」という意識を持ちましょう。常にあなたは冷静沈着であることが、求められます。感情に流されて同調するようでは、相手を救ってあげることはできません。

怒りをしずめる上手な接し方

では、もしあなたが相手を怒らせてしまったら、どうするのがよいでしょう? まずは謝るのが先決です。しかし、何で相手が怒っているのか、腑(ふ)に落ちないこともあるでしょう。相手の勘違いであるケースや、自分に非がないと思えるときに、平身低頭で「ごめんなさい」と伝えても、うわついた謝罪の言葉に聞こえます。

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