秋田名物が八景島に大集合 酒、漬物、横手やきそば…
毎年恒例、今年も成人の日の3連休に秋田県が関東にやってくる。
今週末の7日(土)から9日(祝)までの3日間、横浜市金沢区にある総合レジャー施設、横浜・八景島シーパラダイスで「こでられね~秋田大集合2017」が開催される。かまくらやなまはげなど、秋田の観光名物が一堂に会し、県内各地のおいしいものも調理・販売されるイベントだ。
目玉の1つがなまはげ。秋田県男鹿半島周辺で行われる伝統行事で、鬼の面をかぶった神々の使者が、毎年大晦日の夜に「なまげ(怠け)者はいねがー」「いうこときがねわらし(童子)はいねがー」と各家庭をまわるもの。
なまはげが身にまとっているケデ(わら)を拾うと1年を無病息災に過ごすことができるという。今回もなまはげがそろって勇壮に太鼓を打ち鳴らす、なまはげ太鼓も披露する。
そしてかまくら。雪洞を建て、その中に客を招き入れる横手の小正月行事だ。地元から本場のかまくら職人がやってきて、40トンもの雪を持参、会場に本物のかまくらを作る。子どもたちには毎年、雪の滑り台も人気だ。
8日には、午後7時から5分間、日本最大級の花火大会を催す大曲からやってきた花火も打ち上げられる。今年は、午前11時からと午後2時から2時間、秋田犬とも触れあえる催しも開催する。
とはいや、注目したいのは、やはり秋田のおいしいもの。
まずは全国的知名度を誇る横手やきそば。具はひき肉、半熟の目玉焼きをのせ、福神漬けとともに食べる。ソースをたっぷりと後がけするのが地元の流儀だ。
大曲納豆汁は、すりつぶした納豆がたっぷり入った味噌汁。キノコや油揚げ、野菜もたっぷり入ったヘルシーな1品。
プリマの工場がある由利本荘のご当地グルメは、本荘ハムフライ。オリジナルのソースをたっぷりつけてほお張りたい。
海鮮を具に、秋田ならではのハタハタを使った魚醤・しょっつるで仕上げたのは、男鹿しょっつる焼きそば。
白神あわび茸という、あわびのような食感のキノコをバラ肉で巻いて塩焼きにするみたね巻きもおいしい。
ほかにも、黒毛和牛が入ったまぜご飯「美郷まんま」や、横手のお好み焼き、箸で巻いた「よこまき。」なども食べられる。
もちろん、米どころだけに日本酒、そしていぶりがっこなどの漬物も要注目。
開催時間は、午前10時から午後5時まで(最終日のみ午後4時まで)。ぜひおなかをすかして訪れよう。
(渡辺智哉)
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