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キアコンを清算して2005年秋に立ち上げたのがリヴァンプだった。

リヴァンプとは「刷新する」という意味です。ファーストリテイリングを辞めた玉塚元一君(現ローソン会長)と共同経営者になりました。人のお金を使わないで再生のお手伝いをする会社は僕らの知る限りこれまで他にはありませんでした。

リヴァンプ設立時のメンバー(左から沢田宏之氏、玉塚元一氏、本人、瓜生健太郎氏)

リヴァンプ設立時のメンバー(左から沢田宏之氏、玉塚元一氏、本人、瓜生健太郎氏)

最初の案件はロッテリアです。ファストリが韓国に進出するときのパートナーがロッテで、その縁からグループオーナーの重光昭夫さんとは知り合いでした。重光さんは僕がファストリを去るとき「いつか一緒に仕事をしましょう」と言ってくれました。それが実現したのです。

当時のロッテリアは日本マクドナルドの攻勢にさらされていました。形勢を立て直すためにまず年間計画を立て、次に四半期、さらに月単位、最後には週単位で何をすべきかを考え、愚直に実行していきました。

重光さんは懐が深い人でした。不採算店舗は閉めましたが人員は削減しませんでした。時間はかかりましたが、約5年で僕たちの仕事は終わりました。

いくつかの再生案件に携わってきましたが、どんな会社でも不振の原因は社員にもわかります。ただ、動けない。僕たちはそれを動かすようお手伝いしていると感じています。

 新規事業も立ち上げる。

ロッテと共同で米国のドーナツチェーン、クリスピー・クリームのFC展開を2006年に始めました。揚げたてのドーナツは本当においしい。これを日本に持ち込みたいと考えました。多くの日本企業が交渉していましたが、僕たちの熱意が通じ、オッケーをくれました。

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