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寸暇惜しみ顧客と対面

独メルセデス・ベンツの販売で国内最大手を誇る輸入車販売店のヤナセ。新宿支店(新宿区)には、都内のヤナセでメルセデス販売トップに迫る営業マンがいる。入社10年目の「MB国際認定セールス」、飯塚智史氏(34)だ。

「君は前の仕事の方が向いているんじゃない」。飯塚氏はヤナセに入社した頃、顧客に言われた言葉を鮮明に覚えている。車好きが高じて複写機大手から転職したものの、最初5カ月の売り上げはゼロだった。

その飯塚氏は今、ヤナセが都内に持つメルセデスの販売店で140人中トップの販売実績(8月末時点)を上げるエースだ。通期での都内トップはまだ経験がないが、ヤナセが全国トップ3%の社員に送る優秀社員賞も2011年から5年連続で受賞している。

飯塚氏の営業の特徴は接客時間にある。入店から1時間半以内に商談し、成約者を見送ることを目標にしている。

営業マンの中には趣味や仕事の話から入り雰囲気を和ませる人もいるが、飯塚氏は「ムダな話はしない。迷う時間は与えたくない」とキッパリ。代わりにどんな車が欲しいのか、何がネックになっているのかを時間内に精いっぱい探る。「最初の30分が勝負」だ。

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