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サラダパン、パンに挟まるのはマヨネーズ和えの漬物?

珍パン迷パンご当地パン(2)

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NIKKEI STYLE

珍パン迷パンご当地パン。さぁいよいよ大物が登場する。

サンドイッチのスライストマトが薄切りたくあんと交代している? サンドイッチのキュウリが生ではなくぬか漬け?

ご意見 伊勢地方あるいは三重県地方のベジタブルサンドは、タクアンや漬け物でできている場合があります。事態が理解できなくて写真撮り忘れました(のべさん)

ということは、例えばホットドッグの刻みキャベツが白菜の漬物のみじん切りにその地位を譲っている?

ならば、三重県警はまだ知らないらしいが、これは事件である。納豆コーヒーゼリーサンド以来の事件である。

ご意見 37、8年ほど前のことです。当時、石川県に住んでおりましたが、『頭脳パン』というパンを母親が時々買ってきていました。どんなパンだったかはっきりと記憶しておりませんが、妙にそのネーミングが頭にこびりついております。小生の頭脳にどういう影響があったかは不明でありますが、商品名を記憶できる程度の効果はあったようです(最近JIROMALさんに通い始めた名古屋のサラリーマンさん)

ずいぶん前の話なのでいまも金沢に頭脳パンが存在するかどうか心配である。私も金沢に3年間住んでいた。記憶のどこかに頭脳パンという言葉が引っ掛かっている。ご存じの方はメールを。

デスク挙手 それにはおよびませぬ。私めがご存じです。しかも遭遇場所は社内です。コンピューターの置いてある別館地下の社員食堂にある自動販売機の定番商品です。最近行ってないんだけど、まだあるかなぁ。伊藤製パン株式会社のホームページに詳細が載っています。

ご意見 うちの近くの「笠井パン屋」は昔ながらのばんじゅうでパンを運ぶようなパン屋です。パン生地がしっとりもちもちで、どれもおいしいのです……でも一番のおいしいパンはパンの耳です。みちみちって目がつまった感じがたまりません。「ありますか?」って聞いて、たまたまあるといただけます。でも、いつだったか笠井のおばちゃん、「あんたも犬にやるの?」って私に聞きました。うちじゃ、ごちそうですぜ、おばちゃん。
 しかし、いつも「?」って思うのは、フランスパン生地にえんどう豆の甘いのが入ったパン。あれを「アリコベール」っていうことは、外国にもあるパンですか? えんどう豆、外国の人も甘く煮るの? だーい好きなパンだけに気になります。誰か教えてくれないかなぁ(新潟市 矢作ちかぶーさん)

私ら、学生時代は金がなくなるとパンの耳が主食であった。いまや犬のおやつか。

ぐやじー。

「アリコベール」について私は自慢できるくらい知らない。誰か教えて。

台湾ではパンは棺桶になる。

ご意見 台湾で食べた「棺材板」というメニューのことを強烈に思い出しました。耳のついた食パンの中身をくり抜いて、そこにクリームシチューを詰めた一品。台南の名物料理のようですが、私は台北の士林夜市の屋台で食しました。くり抜いた食パンが「棺桶」ということでこんな名前になっているようですが、強烈ですよね。でも、おいしかったという記憶が残っています。クリームシチュー以外にも、フルーツなんかを混ぜて詰めたものもあるみたいです(ミルフォードさん)

このようなメールをいただくといつも決まって同じような疑問が浮かぶ。くり抜かれた方は棺桶として利用されているからいい。だが、くり抜いた方はどうしてるんだろう。捨てるの?

外国に住んでいると日本の食べ物が激しく懐かしくなるものである。住んだことないけど。

この方の文面からもそんな思いが……。

ご意見 菓子パン系は好みではありませんが、盛岡の福田パンのあんバターサンド、八戸の一野辺(いちのべ)パンのたまごパンと小倉サンドは例外。あんバターサンドはコッペパンにあんことマーガリンが塗ってある物。スーパーでは袋入りのものが並んでいますがお店に行くとおばちゃんが注文に応じて色んなバリエーションのものを塗ってくれます。カレーとかもあったような気が……どういうカレーかは知りません。
 一野辺パンのたまごパンはコピー用紙の半分くらいの大きさの長方形に切ってあるパンで、菓子パンというかカステラのような微妙な感じの生地だったと記憶しています……包装紙がゆで卵の断面図とひよこのレトロな可愛い絵だったと思います。小倉サンドはカステラ生地で粒あんとクリームが挟んである品物だったと記憶しています。今もあるのかな……あ、それから盛岡の映画館通りのタバコ屋さんでおいしい手作りピロシキを売ってる話を聞いたことがあります。帰ったら食べてみた~い。お、それに紺屋町のほうにデカ中華まん屋さんがあるって聞いたこともある。おなかすいたなぁ。帰りたいなぁ。食い気とホームシック度は比例する(ジョンソン 恵さん)

ジョンソン 恵さんはサンフランシスコ近郊にお住まい。お父さんはパンの技術検定や料理専門学校でパンの先生をしていたそうである。

盛岡・福田パンのあんバタサンドは、どの回であったか忘れたが、当サイトをにぎわせた物件である。たくさんのメールをいただいたことを覚えている。盛岡の皆さんにとってはソウルフードのようである。

八戸の皆さん、一野辺パンて地元ではそんなに有名?

第1部の「メロンパンとサンライズ」の回を熟読された方はご存じだろうが、ここに、いけずな京女さんから送っていただいた写真を掲げる。少しおさらいをしておこう。

全国的にメロンパンというと丸くててっぺんがクッキー生地になっているものを指す。ところが関西や中国地方の一部には写真のようなラグビーボール型で中に白あんが入ったメロンパンが存在する。そしてそのようなメロンパンがある土地ではいわゆるメロンパンをサンライズと呼んでいる。どうしてこのようなことが起きたのだろうか。

私の仮説は(1) 恐らく戦前に関西、多分神戸、または広島でマクワウリをモデルにしたラグビーボール型元祖メロンパンが誕生した(2)その後、メロンの1品種であるサンライズをモデルにした丸くてクッキー生地を使ったパンがサンライズとして発売された(3)しばらくしてサンライズにカスタードクリームなどを詰めたパンがメロンパンと称して売り出された(4)全国に伝播する過程で中のクリームなどが脱落し、現在のメロンパンになっていった――というものである。

東嶋和子著『メロンパンの真実』を読んでみたが、結論は「ルーツ不明」であった。しかもサンライズについて実際にサンライズという品種のメロンがあることに触れていない。メロンのサンライズは家庭菜園用の種を今でも売っている。栽培されてもいる。足が速いので販売に向かず市場に全く出回っていないため、知られていないのである。

私は「メロンを真似たパン」という意味ではマクワウリに似せたラグビーボール型メロンパンの方が原型であろうと思う。戦前、日本人にとって西洋種のメロンなどはふだん見ることもできず、メロンの仲間といえば断然マクワウリだった。始まりはそこにあったと思えてならないのである。

西洋種のメロンをモデルにしたパンはやはり戦後のもので、しかもサンライズという特定品種の名前を冠したものが、そのリアリティーからいっても最初に作られたものと考えたい。

この仮説が正しいかあるいは間違っているか、皆さんのご意見を待つ。左のサンライズの写真は私が姫路で撮った。ご参考まで。

このほか、「愛知県、社会人3年生」さんから「あんドーナツパンは全国にあるの? 焼きそばやナポリタンとか麺をはさんだパンがあるがご当地麺のパンはあるの? 食パンの厚さは場所によって違うの?」といった疑問が寄せられている。

干物についてのメールも多数来着。しかし、ご覧のようにパンメールだけでも大変な分量である。紹介する余地がない。ごめんね。

(特任編集委員 野瀬泰申)

[本稿は2000年11月から2010年3月まで掲載した「食べ物 新日本奇行」を基にしています]

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