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梶原しげるの「しゃべりテク」

ジャパネットに転職した局アナ、プライド捨て挑む話術

2016/11/24

■ジャパネットたかたに転職したテレビ局の元アナウンサー

今年引退したあの「カリスマMC」、ジャパネットたかたの高田明前社長の薫陶を受けたアナウンサーたちが、しっかり「売れるトーク」を引き継いでいる。中でも人気は、安定感抜群の塚本慎太郎さんと中島一成さん。そして、ここ最近「この人はうまい!」と、メキメキ頭角を現し評判になっているのが馬場雄二さんだ。

「ジャパネット歴の長いベテランアナ」塚本さんや中島さんは40代前半だが、馬場さんは「テレビ局員からの転職」で、ジャパネット入社3年の今年50歳。馬場さんと最初に会ったのは、局アナ時代の彼が担当していたワイドショーにゲストとして呼んでもらった10年ほど前のことだった。

たまたまこの3年ほど会う機会がなく、「達者なテレビ通販の司会者」と「あの馬場さん」が「同一人物であること」に気がつかなかったのは実に間抜けなことだと、先日久々に話した馬場さん本人と大笑いした。その理由は、うっかり気がつかないほど馬場さんの話しぶりが「違っていた」からだ。こういったら大変失礼になるが、「ものすごく上手になっていた!」。

馬場:「今だから正直に言いますが、転職直後はテレビショッピングの司会をなめていたかもしれません。だってこっちはテレビ局のアナウンサー。しゃべりのプロとしての訓練を受け、ニュースやバラエティー、通販だってやってきたわけですから……と甘く考えていたんでしょうね(しみじみ……)」

梶原:「実際はきつかった?」

馬場:「高田社長はじめ、皆さんの期待を完璧に裏切りました。ジャパネットは台本がないことは知っていました。だから自分なりに商品のスペックを徹底的に分析、分かりやすいプレゼンに仕立てて練習し、本番に臨んだ初日に『これはいける! やりきった!』と、自信満々だったのに……お客様の反応がまるで鈍い。同じ商品を他の社員は10倍、高田社長は楽に100倍売っちゃうんです。そこからですよ、苦悩と修業の日々が始まったのは」

■視聴者に呼びかける高田社長の“完コピ”に取り組む

「しゃべりのプロ」と「売りのプロ」がまるで違うことを痛いほど思い知らされた馬場さんは、「局アナのプライド」をかなぐり捨てて「年下の先輩たち」に教えを請うたのだそうだ。

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