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和製英語だった「コッペパン」 果たしてその語源は?

珍パン迷パンご当地パン(5)

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NIKKEI STYLE

北海道の空知管内および札幌をうろついてきた。快晴ではなかったものの爽やかな風が吹き渡り、快適な毎日だった。それにしても広いなあ、北海道は。あれで、ほんとに島ですか?

札幌では非公式オフ会を敢行してきた。その場でも言ったことだが、公式オフ会と非公式オフ会の違いはただ一点。私たちに会社から経費が出るかどうかだけである。今回は堂々の非公式オフ会だったため、デスクはもちろん自腹。そして午前4時前に起きて朝一番の飛行機で札幌に駆けつけたのだった。デスクは京都の自主オフ会にも行く。これも無条件で自腹である。

デスクむふふ 名古屋にも寄る!

私はこのように腰が軽く、エンゲル係数の悲劇的上昇をものともせず、ほっとけばどうせゴルフで金を使ってしまうからいいようなものだが、飲み食いというと飛行機・新幹線を使って全国どこへでも飛んでいくデスクがそばにいてくれて大変助かっている。

デスクサイフをのぞきながら 確かに悲劇的だ。京都が給料日後で良かった……。

そんな話ではなく札幌オフ会である。私の大学の同級生がこのサイトを見て会合に顔を出してくれたので、オフ会と同窓会が同時に進行した。

ぺんぱらさんが私たちのために北海道限定の「焼きそば弁当」などを持ってきてくださった。石仏頭@江別さんからも姫タラやホッケの干物をいただいた。雪あかりさんは自身が「ふるさと大使」をしておられる鵡川町からカペリンではない本物のシシャモを持ってきてくださった。雄と雌を食べ比べてみたが雄の方が美味かった。ついつい雄雌合わせて4匹も食べ、お腹が膨らんだのだった。雪あかりさんは最近まで某地元テレビ局の女子アナであった。きっと北海道では有名人なのだろう。

宴会ではまず刺し身の大皿登場。カニの爪の刺し身もあったようだが、私は食べなかったので詳しいことは覚えていない。

デスクはてな はてな カニありました? 生きた甘エビはありましたが。身も味噌も食べ終わりアタマだけになったエビの眼だけが激しく動いていたのが忘れられません。残酷、でも新鮮!

デスク待望の八角はシーズンではないため刺し身は無理ということで味噌焼きが登場した。だが、何と丸々1匹の姿焼きが各人にあてがわれ、私は正直往生こきました。

アスパラ焼きとかいろいろ出たが、途中から酒に全力を投入した結果、何を食べたか定かではない。もうひとつ覚えているのは、ちろこさん手づくりのパンである。しっかりとした生地にしっかりとした味があり、ばくばくいただいてしまった。

デスク補足 つけあわせのガーリックチーズとのマッチングも絶妙でした。

試合終了となったのは多分、11時ごろだったと思う。私は失礼したが、ほかの皆さんは次なる戦場を求めて出動したらしい。デスク、あの後どこで何飲んだり食ったりしてたの?

デスク あのあと軽く飲んで散会となりましたが、僕はオフ会の前、翌日を含め、札幌の食を堪能して参りました。

まずは、1次会終了時に野瀬が「あれは撮っておくように」といっていたラーメン屋の行列。舞い戻って並んでみました。深夜0時から1時間も。はぁ。

味はというとですね、お昼に食べた「す○れ」の味噌ラーメンをさらに濃くした感じでした。こってり、濃厚好きな方にはオススメですが、2軒も飲んで食って、そのあと1時間も並んだ後の胃には相当にヘビーでした。

あと楽しかったのが、「市場」。ススキノそばの某市場は高級品ばかりがならび「街の食を支える市場」というイメージが全然わかないのです。

そこで、中心部からちょっとはずれた中央卸売市場の場外に行ってきました。

緑ではなくホワイトのアスパラが北海道を感じさせます。そしてこれまでは絶対に見かけなかった地物魚の干物を数多く発見しました。八角も発見! 干物は切れていましたが、「これから干します」とのことで、その他干物各種とともに、京都用にたっぷりと購入、送ってもらうことにしました。

ちなみに、ススキノ近くの某市場では全面的に「買って、買って」だった大きなほっけも入れてもらおうと思ったら、「あっ、コレは輸入物だからやめときましょうね」だって。

内心「じゃ、なぜ売ってるの?」と思いつつ、親切なアドバイスに従いました。

あと、スープカレーの元祖といわれる店にも行きました。けっこう遠かった。

でも鶏のもも肉がどーんと2枚も入っていて舌にもおなかにも美味しかったです。あと七輪ジンギスカンの超有名店。支店の方は一度行ったことがあるのですが、今回は本店にチャレンジしました。

午後4時半の開店なのに、5時過ぎにはもう行列ができていました。狭い店内には煙がもうもう。長ネギとタマネギ、そしてラム肉のシンプルな内容なのですが、やっぱりうまい。

カウンターのみ、しかもガラスの向こうからは行列の人々の「早く食えよぉ」の痛いほどの視線の中では、落ち着いて味わうという気分にはなれなかったんですが、それでも「うまい」と思える一品でした。

最後におもしろいエピソードをひとつ。

某百貨店のデパ地下で確信のおいなりさんを発見。三林隊長、やはりおいなりさんは寿司ではなく、おにぎりの亜種なのです!

沖縄のトースト付きパスタについて「N.tubbs」さん、フロリダ在住の「なXX」さんから「米国のファミレスやイタリア・レストランではパスタにガーリックトーストが付くのが当たり前田のクラッカー」というメールをいただいた。大阪の伊賀さんからも「ユニバーサルスタジオ・ジャパン近くにあるハードロックカフェUSJ店のパスタにガーリックトーストが付いている。この店はどの支店でもそうだ」というメールが来着。

やはり米兵ルーツ説が正しいようである。

おお、そうじゃった。新千歳空港で出発待ちのためカフェに入ったら隣のお兄さん2人組が立方体のパンをナイフとフォークで食べ始めた。「ハニートースト」ってやつね。

ご意見 コーヒー屋さん系カフェなどで「高さ15cmくらいの食パンをオーブンで焼いてくり抜いてカットして戻してアイスや生クリーム入れてはちみつなどをかけたハニートースト」を見かけます。これって80年代にはやってたので、うわっ懐かしい~と思って注文したカップルのテーブルを見てました(東京で)。
 どどーんと出てきたハニートーストに2人はしばらくびびっており、じゃあと女の子がお行儀よくナイフフォークを握りしめたのはいいが、どこからどうしたらいいかわからず、次に男の子が分けっこしようと思ったのでしょう。勇敢にも15cmの物体にナイフをぐさぐさっと入れたら、中のアイスやなんかがどろどろ~っと出てきてお皿が氾濫してえらいことに! きっとまだ新しいカップルだったのかな? 見てておもしろかったけど気の毒でした(南河内のさくらさん)

新千歳空港の現場で私が見たお兄さんは二人ともスプーンでホジホジして軟らか系のものを食べ、残った四角い壁の部分をナイフとフォークで処理していた。これが正しい食べ方なの? 

ふるさとから、おおそうじゃったメール。

ご意見 編集委員のふるさと久留米の、これまた出身校の高校のそばには40年以上続くパン屋さんがある。そのころから今日まで人気のメニューが「ウィンナーのないホットドッグ」だ……なんてこたないコッペパンの中に具が入っているのだが、ウィンナーは1本も入っていない。魚肉ソーセージもない。たこちゃんミニウィンナーも入っていないのだ。
 何が具か? キャベツである、キュウリである、ぺらぺらのロースハムである。以上。
 マヨネーズ味である。あまりマスタードは辛くはない。
 そして、包み紙にとんでもないキャッチコピーを見つけた。いわく「パリの味香る……」である。しつこいようだが「ホットドッグ」なのである。NYなら分かる。ハリウッドでも許そう。でもパリはないだろパリは……。
 誤解のないように言っておくが、コッペパンでありフランスパンなど使ってはいないのである。今日の今日まで気づかなかった。しかし、愛する「ホットドッグ」は今日も美味かった(久留米のexzyさん)

エグッつぁん、メールばくれてありがとね。そうたい、久留米キムラヤのホットドックにゃ、ソーセージが入っとらんやったねえ。思い出した思い出した。

そいから包装紙に「パリの味」ち書いてあるとは知らんやったばい。そうね、そげなこつば書いちゃったとね、へえー。フランス政府はよう黙っとるねえ。CIAもおとなしかこつたい。

デスク思い出した そういや久留米・六ツ門のキムラヤに「東京あんぱん」ってのぼりが立ってましたよ。何それ?

全国に木村家、木村屋、キムラヤが混在するが、あれは一体どうなっているのかというご質問をいただいている。久留米のキムラヤは正式社名が木村屋。あんパンの生みの親、銀座木村屋總本店が文字通りの本家であろうが、のれん分けで全国に広がったのではないだろうか。中には「銀座」同様、パン店の象徴として「木村」を冠している場合もあるだろう。要するに詳しいことは知らない。

久留米のexzyさんのメールにあった「コッペパン」。名前の由来は?

ご意見 私は「外食券食堂」にお世話になった世代です。当時、外食券のことを「クーポン券」と呼んでいました。このクーポン券をパン屋さんに持参すると、ラグビーボールをもっと細く横長くしたパン(現在のフランスパンよりはずっと短いが太さはだいたい同じ)を「闇(ヤミ)でなく」買えたのです。当時、このパンを「クーポンパン」略して「クーパン」と呼んでいました。
 私は、このクーポンパンがコッペパンに言語的進化したんだと、この年齢になるまで堅く信じこんでいました。これって、間違いだったのですかね? このサイトを読んで少々不安になりました。教えていただければ幸甚です(山口県:ひんこちさん)

今年は戦後60年。「外食券食堂」は終戦間もなくできた制度。外食券がないと家の外でご飯が食べられなかった。って、私は体験してませんけどね。

『たべもの起源事典』に記載があった。コッペ(パン)は和製語で、切り込みがある紡錘型のパンのこと。コッペはフランス語の「クーペ(切られた)」がなまったもの。

1950年に米国の援助小麦で学校給食が始まった際、食べやすいサイズのコッペパンが採用された。ひんこちさん、外食券とは関係がなかったようですね。

山本さん、この説明でいいですか?

(特任編集委員 野瀬泰申)

[本稿は2000年11月から2010年3月まで掲載した「食べ物 新日本奇行」を基にしています]

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