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「高森和牛」焼きたてより美味 霜降り、絶妙の脂溶け トレンド

2016/10/31

山口県の「高森和牛」をご存知だろうか。年間にたった150頭ほどしか出回らない、きめの細かさと上品な甘さが特徴の和牛だ。そんな高森和牛を扱う焼肉店「お肉屋けいすけ三男坊」が東京・広尾にオープンした。

Summary
1.年間150頭しか出回らない「高森和牛」を使った焼肉店「お肉屋けいすけ三男坊」
2.超レアな肉を楽しめる、目の前で楽しめるこだわりの調理法
3.隠れ人気メニューの「牛カツ」や「牛骨らーめん」まで絶品

焼きたてではなく、あえて時間を置くことでうまみを肉に詰め込む

高森和牛を最高の状態で提供するには、と試行錯誤したこちらの店の結論は「塊肉で焼き上げる」ということ。焼き上がってすぐに切り分けるのではなく「保温して時間を置く」ことにより、肉のうまみが内部にぎゅっと詰まった極上肉になるという。

「高森和牛」を塊肉で

「本日の極上塊肉」をオーダーすると、切り口の角が立った、鮮やかなピンク色の高森和牛のミスジが登場。

じっくりと焼き上げる

遠赤外線効果の力で内側まで火を通しながら、肉の周りはじっくりと焼き上げてくれるこだわりの無煙ロースターで調理した後は、アルミホイルに巻いて20分ほど放置。

包丁の入れ方にもこだわり

ちょうど良い頃合いになると、スタッフが目の前で切りわけてくれる。注文してからおよそ40分。絶妙な焼き加減に、肉に合うように見極められた包丁の入れ方で提供される。

ちゃんと火が通っている

限りなくレアなのでは、と見紛うほどに美しいピンク色だが、しっかりと火は通っている。

調味料はお好みで

高鳴る胸を抑えながら、調味料をチョイス。手前左から、高森和牛の産地と同じ山口県産の河村醤油、レモン汁、塩ポン酢。奥には肉専用のワサビ、西洋ワサビ、柚子胡椒まで用意されている。

おすすめはワサビ、とのことで少量をつけて口に運ぶ。

おすすめはワサビ

「最高のミディアムレアですよ」とスタッフに言われ早速いただく。噛み締めた瞬間、甘みのある脂がじゅわっと口の中に広がり、うまみがいっきに味わえる。そこにピリリときいたワサビが軽いアクセントに。噛み締めるほどに溢れる肉汁をもっと味わいたい衝動に駆られる。アツアツではないこともあって、肉の味を明確に舌で感じ取れる今までにない感覚だった。

肉汁は皿にこぼさず、口の中で弾けさせる

厚切り牛タン

続いてのメニューは「厚切り牛タン」。

肉厚は約3センチ。先ほどと同じく、スタッフがちょうど良い焼き加減に調整してくれるので、心して待つのみである。

ちょうど良い焼き加減に

焼き上がった後は、蓋をしてしばらく待ってからカット。カリッと焼きあがった表面からは、肉の良い香りが。

口の中で肉汁が豪快に弾ける

サクッじゅわっと広がる食感に、ぐっと詰まったタンならではのうまみがジューシーこの上ない。皿の上にはどこにもこぼれていない肉汁が、口の中では豪快に弾けるのが特徴的だ。

柔らかさ、うまみ、ジューシーさ、三拍子そろった必食の価値ありの名品だ。

一口炙り寿司や獺祭の米粉を使った牛カツも

高森和牛の一口炙り寿司

肉の扱いには自信を感じられるここでは、「高森和牛の一口炙り寿司」も楽しめる。

薄切りの肉に、酢飯を合わせた寿司は女性に人気のメニュー。

目の前でさっと炙ってタレをつけてくれる

目の前でさっと炙ってタレをつけてくれるこちらは、先ほどとは打って変わって出来立てをすぐに食べてしまうのがおすすめ。薄い肉の衣を羽織ったかのように酢飯がマッチングする、口直しにさっぱりと楽しめる一品。高森和牛の甘さを存分に味わえる。

隠れ人気メニューは「獺祭の米粉を使った牛カツフライ」。

獺祭の米粉を使った牛カツフライ

あの人気日本酒・獺祭を作るときに生まれる米粉を衣に利用している。実は高森和牛の牛たちは、獺祭の米粉が混ざった餌を食べているのだという。驚くようなコラボレーションのこちらは、サックサクの衣が、レアな肉を包み込んで楽しい食感。

締めのラーメン、デザートも山口にこだわる

締めには「牛骨らーめん」がおすすめ。

牛骨らーめん

実は姉妹店にラーメン屋があるという「お肉屋けいすけ三男坊」では、そのノウハウを活かし、牛骨をじっくりと5時間煮込んでスープを作っているのだそう。京都の九条ねぎをたっぷりのせたシンプルなこちらのラーメンは、豚骨ラーメンに比べると牛骨ならではのまろやかでやさしい味わい。

他のメニューを覗いてみれば「獺祭ケーキ」などのデザートまであり、高森和牛にちなんで山口県の食材がふんだんに使われているのを感じられる。

霜降りでもくどくない

「高森和牛は脂肪の融点が他の肉よりも低いので、霜降りでもくどくないのが特徴なんですよ」とスタッフが言う通り、ここまでたっぷりと食べても胃が疲れていないことに気づき、驚いてしまった。

こだわりのレアな和牛を、極上の食べ方で提供してくれるのに、名物がたっぷり入ったコースは5,000円からとリーズナブル。単品注文でもお得な値段だが、名物がぎっしりと詰まったコースはさらにお得な値段設定となっている。ぜひコースをおすすめしたい。

(文・写真/雨宮美奈子)

<メニュー>

本日の極上塊肉 1人前2,000円(2人前より)/厚切り牛タン 1,300円(60グラム)/高森和牛の一口炙り寿司 700円(2貫)/獺祭の米粉を使った牛カツフライ 1,800円/牛骨らーめん 900円(ハーフサイズ500円) ※価格は全て税別

お肉屋けいすけ三男坊
住所:〒150-0012 東京都渋谷区広尾5-2-25 HONGOKUビルB1
電話番号:050-5784-6024
営業時間:ランチ11:30~14:30、ディナー18:00~24:00
定休日:不定休
ぐるなびページ:http://r.gnavi.co.jp/6fpds7m30000/

上記は取材時点での情報です。現在は異なる場合があります。

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