B-1グランプリ、12月にお台場で 全56都市が集結
ご当地グルメで地域をPRするB-1グランプリ。誕生10周年となる今年は「2016B-1グランプリスペシャルin東京・臨海副都心」として、東京のお台場で開催される。「ご当地グルメとの出合いを、わがまちを知る、来てもうきっかっけにしてもらおう」という趣旨から、これまでは出展する各団体の地元で開催されてきた。
B-1グランプリは2006年、10団体が青森県八戸市に集まり、第1回大会を開催した。多くのご当地グルメが午後を待たずに提供を終了するなど、初回から大きな注目を集めた。その後、年を追うごとに来場者、出展団体は増え続け、どれだけ行列ができるかが話題になるほどにまで成長した。
そもそも地域の魅力を発信することが目的だっただけに、各団体が順番を待つ来場客に様々なパフォーマンスで地元をアピール。それが楽しいと、人気に拍車がかかった。
今回は10周年、初めての東京開催ということで、これまでの、団体ごとに「どれだけ地元の魅力を発信できたか」を競うのではなく、都会に住む人たちに「行きたいまち、住みたいまち、応援したいまち」を、恒例の箸の投票で選んでもらおうという趣向になっている。なので投票対象は、団体ではなく都市になる。
出展するのは北は北海道から南は大分県までの56都市。過去にゴールドグランプリを受賞した団体がある静岡県富士宮市や青森県八戸市、秋田県横手市、千葉県勝浦市など人気のまちが、自慢のご当地グルメを携えて、大挙して東京にやって来る。
まちおこし活動を18世紀フランスの市民革命になぞらえ、タキシード姿で「ラビアンローズ!」を連呼する十和田バラ焼きゼミナールや、ルーツである小学校給食をモチーフに体操着にランドセルで校歌を歌い、体操する津ぎょうざ小学校など、パフォーマンスも見逃せない。
開催日程は、12月3日(土)と4日(日)の2日間、9:30~15:30。場所は、臨海副都心青海N・O・P・R地区シンボルプロムナード公園セントラル広場ほか。
できればグループで、少しずつシェアしながら多くのご当地グルメを味うのがB-1グランプリを堪能する秘訣だ。
(渡辺智哉)
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