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夏こそカレー ちょい足し薬膳、黒五パワーで暑さ克服

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NIKKEI STYLE

日本人がカレーといって思い浮かべるものといえば、ご飯にとろーりカレーがかかったワンプレートのカレーライス。

インドカリーでもない、タイカリーでもない。カレーライスは日本で独自に発展をとげた「洋食」というジャンルの日本食である。

カレーの語源は北インドのタミール語のkariという説が有力だ。kariとはスパイスで具材を煮込んだ汁やソースを指す。

15~16世紀の大航海時代には各地で香辛料が発見され、産地に近いインドで多様なカレーがうまれ、ヨーロッパに伝わった。イギリスでカレー粉が誕生したのは18世紀。これがフランスに伝わり、カレー粉で肉を煮込む「カリー・オー・リー」が誕生した。

日本では幕末に福沢諭吉が『華英通信』にカレーを紹介したとか、明治初期に札幌農学校のクラークが生徒達に「らいすかれい」を紹介したとか、興味深いエピソードが伝わる。

明治20年代には小麦粉でとろみをつける独自のライスカレーが登場。明治36年には大阪の薬問屋が日本初のカレー粉を売り出した。それから約110年余の時を経た今、カレーは国民食といえるくらい愛されている。

ところで薬問屋が売り出したことからも分かるようにカレーのスパイスには薬効があると考えられてきた。いわば薬膳だ。

薬膳カレーといえば、私がいま注目しているのが黒いカレー。薬膳カレーレストランの黒カレーには黒胡麻や豆鼓など黒い食材が使われる。

仙人食とされる黒五を使った「黒五カレー」もある。黒五とは黒米、黒大豆、黒胡麻、黒松の実、黒加倫のことで、古代中国では健胃、消化不良の改善、疲労回復に効果があると考えられ、古い漢方医学書にも紹介されていたのだとか。黒五を配合したカレールーも市販されている。

インドで見つかり、イギリス、フランスをへて日本に入り、独自に進化したカレーライスに、中国の薬膳思想をプラス。一皿にめくるめくワールドワイドな世界が広がるが、スパイスや生薬の薬効は世界共通なのだ。

体調も食欲も下降気味の夏は、カレーにたっぷり野菜をのせて、薬膳パワーをちょい足ししてみてはいかがだろうか。

(日本の旅ライター 吉野りり花)

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