お笑いコンビ「三四郎」 全部吐き出せるラジオはいいラジオ&音声メディア黄金時代(2)

日経エンタテインメント!

深夜ラジオの代名詞的存在である『オールナイトニッポン』シリーズで、6年超にわたりパーソナリティーを務めているのが、小宮浩信と相田周二のお笑いコンビ・三四郎だ。2015年3月から深夜3時スタートの『オールナイトニッポン0』(2部)を約4年にわたって担当。19年4月から深夜1時スタートの『オールナイトニッポン』(1部)へと昇格するも、21年4月に再び『オールナイトニッポン0』へと移動した。周りからは「降格」とも言われるが、彼ら自身は「凱旋」と表現する。

小宮浩信(左)1983年9月3日生まれ。東京都出身/相田周二(右)1983年5月2日生まれ。東京都出身。中学校時代の同級生であり、2005年にコンビ結成。漫才・コントいずれも行い、主にボケを相田、ツッコミとネタ作りを小宮が担当する。個人活動も活発(写真:中川容邦)

小宮 1部と2部で変わることもあるかなと思ってたんですけど、あんまり変わらないですね。放送時間が遅いので「スタジオに行くの嫌だな」とは毎回思うんですけど(笑)、始まっちゃうとやっぱり楽しい。2部のほうがのびのびやれてる感じはありますね。

相田 1部のほうが良いは良いですけど、続けられること自体がありがたいですからね。むしろ、1部の時は裏番組が強くて、リアルタイムでどっちを聴くか迷うリスナーもいたみたいで。だから2部になってからのほうが、ツイッターも盛り上がっていますね。それと、けっこう関係者の方が聴いてる時間帯なんですよ。ハマってるドラマについてしゃべっていたら、仕事として実現することもあって。19年に『まだ結婚できない男』に出演できたのはラジオがきっかけだったりします(笑)。

小宮 テレビの収録などで「あそこダメだったな」みたいな裏話もよくしますね。溜(た)めずに吐き出すことによって僕たちは消化することができるし、聴いてる人も裏側を知ることで、次からはその番組を角度をつけて見られるようになったりするのかなって。

相田 自分たちが面白そうだなと思うことは、とりあえずやるようにしていますね。四千頭身のボケ担当の都築(拓紀)には、ゲストで来る度にツッコミ役をさせていたら、最近はネタでもツッコミ担当になってたり。完全に味をしめたなって思いますね(笑)。

小宮 TikTokで話題の喉押さえマンや、昔から一緒に劇場で頑張ってきた(笑撃戦隊の)柴田アイスピックとか、まだブレイクしてないけど面白い人をゲストに呼ぶことも多くて。リスナーと一緒に笑い合えたらなと思っています。教室の隅でじゃれ合ってるようなバカバカしさを大事にしていて。目指しているのは、頭を空っぽにして聴けるラジオです。

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ミスを逆手にとって笑いに