比較したのはこの2製品
コンパクト・オービタルジグソーKS701PE(ブラック・アンド・デッカー)


EARTH MAN オービタルジグソー JSW-100SC(高儀)


最後に試したのは、出力が大きい中級者向けの充電式ドライバードリル。本体は先述のKDC-01などより大きいが、ドリル機能で大きな穴を開けて、丸棒を立てるといった加工もできる、本格的な製品だ。カインズでは「7.2V 水平器付 充電ドリルドライバー KT-08」が3980円と安い。本体を正確に垂直や水平方向に向けたいときに便利な水平器が唯一搭載されている。また同じ電圧のIKEA「FIXA 7.2V」(2999円)と比べると、ドリルの穴開けテストのスピードや、ライトの有無で上回った。
電動ドライバー&ドリル
ニカド電池は気になるが水平器付きはありがたい
Kumimoku 7.2V 水平器付 充電ドリルドライバー KT-08





ただ、よりパワーがあるブラック・アンド・デッカーの中級者向けドリルドライバー(1万1860円)と比較すると、カインズは穴を開ける時間が2倍以上かかるなど様々な点で見劣りする。また、充電用バッテリーがリチウムイオン電池でなくニカド電池のため、一度バッテリーを使い切ってから充電しなくてはならない。「バッテリーが劣化したら買い替えと割り切れるならカインズで問題ないが、長く使いたいなら他社の上位機種も選択肢」(番匠氏)
比較したのはこの2製品
10.8V コードレス振動ドリルドライバー BDH12(ブラック・アンド・デッカー)


FIXA 7.2V(IKEA)

(日経トレンディ副編集長 大橋源一郎、写真 古立康三)
[日経クロストレンド 2021年9月22日の記事を再構成]