日経エンタテインメント!

進学に影響するのはもってのほか

edhiiiは「THE FIRST」への参加が縁で、その後も積極的にSKY-HIにデモ曲を送った末に、BMSGとのアーティスト契約を14歳でつかみ取った中学生だ。『NO』のアートワークなどに、実物の彼は一切顔を出しておらず、ミュージックビデオは、本人をモチーフとしたコミカルでポップなキャラクターを立てたアニメーション映像で表現している。

「地方在住の中学生だから、無理に稼働させられないし、させたくはない。音楽活動で学業をないがしろにしたがために成績を落としたり、進学に影響があってはもってのほか。彼のお母様とも何度も電話でお話ししました。僕らだって大事に育てられた息子さんを預からせてもらっている責任は大きいです。デビューするからといって、必要以上に拘束するわけにもいかないので、MVは、edhiii以上にedhiiiらしいアニメ化したクリエイションを採用しました。

ソロの場合、リリースのスケール感に幅が利きます。いい作品が出来たら早く世に出したいほうが大事かもしれないですね。1つ目の理由にもつながりますが、ソロアーティストに必要なものがあるとしたら、やっぱりクリエイティビティーとアーティシズムとクオリティーを本人が担保していること。たまたまShotaやedhiiiが準備できていたから、デビューが早かった。そんなシンプルな話です。

3つ目は、『空気』です。BE:FIRSTとしてデビューしなかった『THE FIRST』の参加者に対する空気感は、センシティブに見ていました」

(次回に続く)

SKY-HI(日高光啓)
『八面六臂(はちめんろっぴ)』
 1986年12月12日生まれ、千葉県出身。ラッパー、トラックメイカー、プロデューサーなど、幅広く活動する。2005年AAAのメンバーとしてデビュー。同時期からSKY-HIとしてソロ活動を開始。20年にBMSGを設立し、代表取締役CEOに就任。現在、21年10月27日にリリースしたオリジナルアルバム『八面六臂(はちめんろっぴ)』を引き下げた「SKY-HI HALL TOUR 2022-八面六臂-」のツアー真っ最中。ライブの映像は3月6日までHuluストアにて独占配信中。

【過去の記事一覧と「BE:FIRST」についてはこちら

(ライター 横田直子)

[日経エンタテインメント! 2022年3月号の記事を再構成]