日経PC21

アプリのUIを見直す

アプリのユーザーインターフェース(UI)も見直そう。まずはマイクロソフトオフィス。新規文書の保存先がOneDriveなのが不満な人もいるだろう。もし、OneDriveを使っていないなら、Cドライブの「ドキュメント」フォルダーを既定保存先にする(図7図8)。

図7 マイクロソフトのオフィスソフトで新規文書を作成し、「上書き保存」ボタンを押すと、既定の保存先はOneDrive(ワンドライブ)になる。設定を変えると、Cドライブの「ドキュメント」が優先される
図8 エクセルなどを起動して、「ファイル」タブから「オプション」を選択する(1)。オプション画面が開くので「保存」を選び、「既定でコンピューターに保存する」をチェックする(2)(3)

Acrobat Reader DCの操作性を高める

「Acrobat Reader DC」にもわずかなストレスがある。PDF文書を開いた際、右側にあるツールパネルを閉じる、画面の表示倍率を上げる、といった操作を毎回やっていないだろうか(図9)。実は、起動時のレイアウト(見開きなど)とズーム(表示倍率)は好みの状態に設定可能(図10)。「ツールパネルの現在の状態を記憶」をチェックして、ツールパネルが閉じた状態で終了すれば、次回も閉じた状態で起動できる(図11)。

図9 「Adobe Acrobat Reader DC」を起動すると右側にツールパネルが開き、PDF文書の表示倍率は多くの場合全体表示になる。不満なら設定を変更しておこう
図10 「編集」メニューから「環境設定」を選んで開く画面で「ページ表示」を選択する(1)。表示倍率を上げたいときは、「単一ページ」と「幅に合わせる」の組み合わせにして、画面下の「OK」を押す(2)(3)
図11 左側で「文書」を選択し、「ツールパネルの現在の状態を記憶」をチェックして画面下の「OK」を押す(1)(2)。文書を閉じるときにツールパネルを閉じておけば、次回起動時はツールパネルが閉じた状態になる

(ライター 岡野幸治)

[日経PC21 2022年3月号掲載記事を再構成]