いずれはチェーン店を代表する存在へ
また、今後は飲食店だけでなく、素材や加工品などメーカーとしての活動にも注力する。
「22年以降完成予定のプロダクトを、お披露目したり、話題のきっかけをつくったりする場として店舗がある。ここからスーパーなど自社店舗以外に製品が広がっていく流れを想定している」(東氏)
米国発の代替肉の世界大手であるビヨンドミートが、スーパーや外食チェーンに自社製品を卸して成長したように、2foodsも多方面へ自社製品を売り込むことを目指す。同時に、自社店舗を展開することで、D2C(消費者直接取引)の流れも活性化させていく。

将来的には、飲食店としてはチェーン店を代表する存在を目指し、メーカーとしても事業の展開に注力していく。
見た目は派手で風変わりな2foodsだが、その実態は堅実だ。顧客のニーズに応える技術と事業拡大の戦略を突き詰め、プラントフードで環境問題や人々の健康に寄与していく。まだ立ち上げて半年ばかりのブランドだが、今後世界を大きく変える可能性を秘めている。
(ライター 佐藤隼秀、写真提供 TWO)
[日経クロストレンド 2021年11月15日の記事を再構成]