日経PC21

奥の手、「JetBoost」を試してみる

さて、ここまでの手当てを施しても動作が遅いときは、奥の手を試してみよう。フリーソフトの「JetBoost」だ。高速化のために、不要な常駐アプリやサービスを停止するのは常とう手段だが(図16)、このアプリは「バッサリ」という表現がピッタリするほど大胆にそれらを止める。サービスなどを止めるとトラブルにつながることもあるが、このアプリはクリック1つで元の状態に戻せ、再起動したときも元に戻るのでそれほど危険はない。

図16 パソコンの動作が重いのは、常駐アプリやサービスに原因があるかもしれない。しかし、不要なものをいちいち個別に停止するのは面倒だ

使い方は簡単で、アプリを入手して起動したら、「ブースト」をクリックするだけ(図17図18)。困ったときは「元に戻す」を押せばよい(図19)。なお、こうした処理の自動化はできない。パソコン起動時にアプリを自動で起動させる設定は可能だが、「ブースト」ボタンは毎回手動で押す必要がある(デスクトップ画面に作成された「Quick Boost」をダブルクリックすると、アプリ起動とともに「ブースト」が自動押下されるので、ひと手間省ける)。

図17 ダウンロードサイトから実行ファイルを入手し、ダブルクリックしてインストールする
図18 デスクトップ画面に作成された「JetBoost」をダブルクリックしてアプリを起動(1)。「ブースト」をクリックすると、JetBoostが不要と判断した常駐アプリやサービスが停止される(2)
図19 常駐アプリやサービスを停止すると何らかの制約が発生する。問題があったら、「元に戻す」をクリックすると元の状態に戻せる

JetBoostでサービスを停止したときに生じる制約のうち、環境によっては困りそうなものを図20にまとめた。止まると困るサービスがある場合、カスタマイズの画面を開き、該当機能のチェックを外しておこう(図21)。

図20 JetBoostの既定の設定で停止させるサービスのうち、ユーザーによっては問題となりそうなものをまとめた
図21 停止すると困る常駐アプリやサービスがあるときは、図18で「カスタマイズ」をクリックし、停止させたくない機能のチェックを外して「戻る」を

(ライター 岡野幸治)

[日経PC21 2022年3月号掲載記事を再構成]