個別アプリの起動が遅い場合への対処
次に個別アプリの起動が遅い場合への対処だ。アプリを最新版にしたりリセットしたりすることで解決を図る。
まずは最新版へのアップデートだ。とはいえ、たくさんのフリーソフトをインストールしている場合、いちいち最新版がないかを確認するのは面倒。ここもGlaryの手を借りよう。
「最適化&性能向上」の中にある「ソフトウェアのアップデート」をクリックすると、パソコンにインストールされているアプリが横断的に検索され、最新版が公開されているものがウェブブラウザー上でリストアップされる(図9、図10)。最新版の入手先ページへのリンクが用意されるので、そこからたどってアプリを更新しよう。


ストアアプリの調子が悪いときは、Windowsの標準機能でリセットを試みるのが賢明だ。「アプリと機能」の設定画面を開き、対象アプリの「詳細オプション」を開く(図11)。「リセット」を押すと、アプリのデータが削除されてリセットが完了する(図12)。


マイクロソフトのオフィスソフトの調子が悪いときは修復を試してみよう。「アプリと機能」の設定画面からオフィスソフトの修復画面を開く(図13)。まずは「クイック修復」、それでダメなら「オンライン修復」を実行する(図14)。前者はインターネット接続が不要だが、後者では必要で処理に時間がかかる。


ウェブブラウザーの起動に時間がかかる場合は、拡張機能が原因かもしれない。不具合の発生や、起動時のアップデート確認に時間を要している可能性がある。多くの拡張機能を組み込んでいる場合、使っていないものはオフにしたり削除したりするとよい。図15ではChromeのやり方を示したが、ほかのウェブブラウザーでも基本的な考え方は同じだ。
