何がいいの「5Gルーター」 月額5000円で速さ光並み将来有望5Gホームルーター導入ガイド(1)

ネット回線の新規導入や乗り換えを検討しているなら、第5世代の高速通信システム「5G」が新たな選択肢だ。2021年秋から、通信会社各社が家庭で5G回線を利用できるホームルーターを相次ぎ発売(図1)。固定回線に代わるものとして注目を集めている。

図1 ホームルーターとは一般的に、固定回線やそれに伴う開設工事を必要とせずに、家庭にインターネット環境を構築できる製品を指す。必要なのは電源だけで済む。Wi-Fiルーターとしての機能を備えており、パソコンやスマホなどの端末は基本的にWi-Fiで接続する。有線LAN端子を備えている製品も多い

5Gのホームルーターは理論上、最大4.2ギガビット/秒(Gbps、ギガは10億)で通信可能。10Gbps超の光回線には劣るが、一般的な光回線(1Gbps)を超える速さを期待できる(図2)。それでいて光回線と同水準の月額5000円程度で使えるのが魅力だ。

図2 光回線では一部10Gbps超のサービスもあるが、一般的な1Gbpsのサービスに比べると、5Gはこれを上回る速さ(通信速度は機器によっても左右される)。あくまでも理論値のため実効速度は異なるものの、ポテンシャルは高い(5G自体の理論上の最大通信速度は20Gbpsとされている)

ホームルーターは携帯電話回線を介してインターネットに接続するので、光回線のような配線工事は一切不要(図3)。パソコンやスマホからWi-Fiなどでルーターに接続することで即座にネットが利用可能になる。

図3 5Gホームルーターと一般的な光回線のメリットとデメリットを比較した。手軽さでは5Gホームルーターが上回るが、通信の安定性やデータ通信量の制限などでは光回線のほうが有利
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仕組みはスマホのテザリングと同じ