電波の届く範囲ならどこでも利用できるのがWi-Fiの便利さ。しかし、裏を返せば通信内容をのぞかれるなどのリスクと隣り合わせでもある(図1)。Wi-Fiルーターと子機間の通信は暗号化されて守られているが、ルーターのセキュリティー設定が甘かったり、既定のパスワードのまま使っていたりすると危険性は増す。

iPhoneで接続先を確認すると、「安全性の低いセキュリティ」と表示されることがある(図2)。これはルーターの暗号化方式の弱さを指摘する警告。方式はいくつかあるが、現在はWi-Fiのデータ通信時やファイルの圧縮時などに用いられる暗号アルゴリズム「AES」を利用する方式が必須といえる(図3)。ルーターの設定画面で確認しよう。

