Wi-Fiルーターの電波は離れるほど弱まり、壁などの障害物によってさらに減衰する。電波が届かなければWi-Fiの速さを生かせない。電波を遠くまで飛ばすには、中継機が最も手軽な解決策だ。中継機はその名の通り、Wi-Fiルーターからの電波を橋渡しして子機まで届ける(図1、図2)。


魅力は導入のしやすさ。中継機にルーターのSSIDと暗号キーがコピーされ、子機は電波の強いほうに接続する仕組みで、既存のネットワーク環境を変えずに済む(図3)。大半の中継機は自動で設定でき、メーカーを合わせる必要もない(図4、図5)。


