日経PC21

通話機能を使うにはペアリング

パソコンから通話機能を使うには、パソコンとスマホをBluetoothでペアリングする。ペアリングは通常の方法でもできるが、パソコンの「スマホ同期」アプリから行うのが簡単だ。アプリから「通話」を選ぶとペアリングを促されるので、画面の指示に従えばよい(図9)。

図9 パソコンの「スマホ同期」で「通話」を選ぶと(1)、Bluetoothの接続を求められるので「設定」を選ぶ(2)。スマホでBluetoothの利用を求められるので「許可」を選び(3)、画面の指示に従ってペアリングする(4)

初期設定では、「スマホ同期」の機能を利用できるのは、パソコンとスマホが同じWi-Fiに接続しているときのみ。スマホ側のアプリの設定で「モバイルデータ通信で同期」をオンにしておくと、携帯電話通信でも利用可能になる。ただし、「スマホ同期」の通信量はかなり多く、スマホが従量制の契約ではオフのままがよい(図10)。

図10 スマホアプリで設定を開き(1)、「モバイルデータ通信で同期」をオンにすると(2)、通話以外の通知やSMSといった一部機能をパソコンと離れた場所でも利用できる。スマホを家に忘れたときなどに便利

「スマホ同期」の通話機能は、パソコンのスピーカーやマイクを使って、スマホの通話を利用できる機能。利用する前に、パソコンで優先的に使っているサウンド機器を確認しておく(図11)。また、通話機能はBluetoothで接続するため、スマホをパソコンの近くに置いておく必要がある。

図11 パソコンでスマホから通話するときは、標準で設定された音声機器を使う。事前にどの音声機器を使うか、設定画面で確認しておく。通常はパソコン内蔵のスピーカーやマイクを使う

図9の方法でペアリングし再度「スマホ同期」で「通話」を開くと、通話履歴の表示の許可を求められる。画面の指示に従い、スマホに表示される確認画面で「許可」する(図12)。

図12 Bluetoothでペアリング後、パソコンの「スマホ同期」で「通話」を開くと(1)、通話履歴の表示の許可を求められるので「アクセス許可の送信」を選ぶ(2)。すると、スマホの画面に確認画面が表示されるので「許可」を選ぼう(3)

この通話の機能では、パソコンからスマホの「連絡先」や通話履歴などを参照し電話をかけられる。また、テンキーで直接電話番号を入力することも可能だ(図13)。

図13 パソコンのアプリで、スマホに登録されている連絡先の電話番号を検索したり、テンキーで直接電話番号を入力したりして、スマホから電話を発信できる。通話履歴からも発信可能だ。メニューでは未確認の通話履歴数も確認できる

パソコンから電話をかけると、相手の名前や電話番号、通話時間といった各種情報をデスクトップ画面に表示する。この画面から、電話を切ることはもちろん、マイクをミュートしたり、スマホに通話を切り替えたりすることも可能だ。「キーパッド」機能もあり、録音音声によるガイダンス通話で番号入力などの操作が必要になったとしても、パソコンから簡単に入力できる(図14)。

図14 通話中はデスクトップ画面右上にその状態を表示する。その中にあるアイコンから通話を終了できる。項目を開くと、マイクの消音やスマホへの通話の切り替えも可能だ

スマホに電話がかかってくると、デスクトップ画面に通知を表示して知らせる。この通知から電話に出ることができるので、素早く応答できる(図15)。

図15 スマホに電話が着信すると、パソコンのデスクトップ画面に通知が表示される。その通知の「同意」をクリックすると、パソコンでの通話に切り替わる。通知から応答の拒否も可能だ

(ライター 田代祥吾)

[日経PC21 2022年4月号掲載記事を再構成]