日経クロステック

具体的にはオンライン会議サービス「Zoom(ズーム)」のブレイクアウトルーム機能などを使って、筆者と受講者だけで話せるようにしています。事務局の人もいないので、個人的な話をしやすいのでしょう。冒頭のような質問が飛び出すようになりました。筆者が聞き出すわけでなく、自然に受講者から出てきます。

結婚が目前に迫っているケースばかりではありません。結婚は未定だが交際相手が遠くに住んでいる、交際相手が転勤になるかもしれない、といった状況の中で、「仮に結婚となったら自分は仕事を辞めなければならないのだろうか」とモヤモヤしている人が多くいます。

入社3年目ともなると、少し仕事にも余裕が出て将来に思いをはせるようになります。自分のキャリアを考えるうえで、結婚や退職は大きなイベントです。今すぐ結婚するわけではなくても気になるのは当然です。

結婚だけでなく、アーリーリタイアメントや副業、起業などの質問も増えました。いずれも現職とは直接関係のない内容です。こうした質問をしやすくなったのは、オンライン研修の利点の1つだと思います。

一緒に住まなくてはいけないのか?

結婚を機に退職すべきかという質問の背景には、「結婚したら一緒に住まなくてはならない」という思い込みがあると思います。もちろん一緒に住みたい場合はそれがよいでしょうが、現実には単身赴任で別々に暮らすこともよくあります。

そう考えると、結婚と同時に単身赴任が始まったという捉え方もできます。結婚したからといって、無理に仕事を辞めて一緒に住まなくてはいけないわけではないのです。