「Teams」を標準搭載、ビデオ会議を手軽に

11になって新たに標準搭載されたアプリに「Teams(チームズ)」がある。タスクバーに用意された「チャット」ボタンは、このTeamsを統合させたものだ(図11)。ビデオ会議やチャットの機能を利用できる。

図11 ビデオ通話やビデオ会議をするには、タスクバーの「チャット」ボタンをクリックする(1)。ポップアップする画面で「会議」ボタンを選ぶ(2)

例えば「会議」ボタンを押すと、ビデオ会議の開始画面が開く(図12)。相手を招待するためのメールなどをその場で送信でき(図13)、そこに記載されたリンクを相手が開くことで、通話や会議を始められる(図14図15)。

図12 Teamsのビデオ会議の開始画面が開く。開催者側ではあるが、「今すぐ参加」をクリックする
図13 相手に会議を案内する方法を選ぶ。「Outlookカレンダー」や「Googleカレンダー」で予定を共有する方法もあるが、「既定のメールによる共有」を選ぶと、メールで会議のリンクを送信でき簡単だ
図14 招待された側には、図のようなメールが送信される。参加するには、記載されたリンクをクリックする
図15 図14のリンクをクリックすると、ブラウザーが起動して、ブラウザー上でウェブ版のTeamsを使うか、アプリを開くか選べる。ウェブ版ならアプリがない人でもその場で通話や会議に参加できる

実際には、あらかじめ会議の日時を決めて、案内しておくことのほうが多いだろう。その場合は、Teamsを起動すると表示されるカレンダーで、会議の予定を作成しておくとよい(図16)。

図16 図11で「Microsoft Teamsを開く」を選ぶと、Teams本体が起動する。画面左端で「予定表」を選ぶと(1)、会議の予定などを管理できる。「新しい会議」を押して(2)、会議名や日時などを設定(3)。保存時に表示される画面で「リンクをコピー」を選び、そのリンクをメールなどで参加者に伝える(4)

ただし、11が搭載するTeamsは、Microsoft 365などで提供されているビジネス向けのTeamsとは別物で、簡易版にすぎない。ビジネス向けのTeamsでは、会議の予定を作成する際、参加者を登録して招待メールを一斉送信できるが、11のTeamsでは会議のリンクを作成するところまでしかできない(予定の共有方法として「Googleカレンダー」を選ぶと、Googleカレンダー上で参加者を登録し、招待メールを送ることができる)。参加者には、別途メールなどで案内する必要がある。

タスクバーに鎮座するもう1つの注目機能が「ウィジェット」だ。今年の春、10に追加された新機能「ニュースと関心事項」に似ているが、ニュースだけでなく、個人の予定や写真なども表示できる(図17図20)。当初は11種類のウィジェットしかないが、今後、ウィジェットのバリエーションが増えることが期待される。

図17 タスクバーに搭載された新機能「ウィジェット」。ボタンをクリックすると、天気予報やニュース、個人の予定などをカード状に配置したウインドウが開く(1)(2)。このカードの1つひとつをウィジェットと呼ぶ
図18 ウィジェットの画面は縦にスクロールでき、下方にはユーザーの嗜好に合わせたさまざまな記事が表示される。記事をクリックすると、ウェブブラウザーが開き、記事の内容を閲覧できる
図19 図17で「ウィジェットを追加」を選ぶと、個々のウィジェットの表示/非表示を選択できる(1)。当初用意されているウィジェットは11種類だ。ウィジェットの下に表示される記事の種類を指定するには、「ニュースを設定する」をクリックする(2)
図20 ウェブブラウザーで「Microsoft Start」というポータルサイトが開き、設定用のページが表示される。ここでニュースのジャンルなどを選択する。ウィンドウズ10が備える「ニュースと関心事項」と同様の仕組みだ。ジャンルや地域、キーワードを指定することで、ユーザーの好みに合わせて情報を表示できる

なお、6月の発表時に大きな話題となった、「Android(アンドロイド)アプリが動かせる」という新機能は、リリース時点では搭載されていない(図21)。今後数カ月のテスト期間を経て実装されるという。一般のユーザーが利用できるようになるのは、来年になりそうだ。

図21 Androidアプリを利用可能にするという新機能は、残念ながら当初は搭載されない。今後数カ月間のテストを経て追加される見込みだ(図は発表時の動画より)

(日経PC21 田村規雄)

[日経PC21 2021年11月号掲載記事を再構成]

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