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デザイン一新「Windows 11」 アップグレードの条件は

新Windows提供開始 最新情報をいち早く解説(上)

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NIKKEI STYLE

マイクロソフトは2021年10月5日、Windows 10(ウィンドウズ10)後継の基本ソフト(OS)「Windows 11(ウィンドウズ11)」の提供を開始した。最新情報を2回にわたって解説しよう。

◇     ◇     ◇

ウィンドウズ11が発表されたのは、今年6月のこと。それまでマイクロソフトは、年2回の大型アップデート(機能更新プログラム)を通じて10を強化し続けると説明していたため、この方針転換は驚きをもって受け止められた。11の中身についても、新しいユーザーインターフェース(UI)や新機能など、インパクトのある変化が見られる。

特に、これまではタスクバーの左端にあった「スタート」ボタンが、アプリのボタンなどと一緒に中央に移動。スタートメニューはその真上にポップアップする形になるなど「新時代」を感じさせるものになった(図1)。

マイクロソフトのサティア・ナデラ会長兼最高経営責任者(CEO)は、11を「ウィンドウズの新しい時代を飾る最初のバージョン」と位置付け、「我々は次の10年、そしてその先を作ろうとしている」と意気込む。10の登場以来、6年ぶりのバージョンアップは、ウィンドウズにとって重要なマイルストーンとなりそうだ。

方針を転換して11を発表、対応PCなら無料で入手可能

6月の発表時点では、11は「年末までにリリース」とされていたが、10月5日に正式リリースされた。それ以降、ハードウエア要件を満たす10パソコンであれば、無料でアップグレード可能になる(図2)。

ただし、アップグレードの配信は順次行われるため、多くのパソコンでは来年前半になる見込みだ。無料アップグレードの期間は定められていないが、マイクロソフトは一定の期間が過ぎたら終了する可能性があることを示唆している。とはいえ、少なくともリリース日から1年以内に終了することはないという。

パソコンメーカー各社も、自社製品の11への対応状況を順次公開している(図3)。対象として挙げられた製品を見ると、この3~4年の間に発売されたものが多いようだ。

これは、11のハードウエア要件が、10に比べて厳しくなっているため(図4)。特にCPUについては、要件では「動作周波数が1ギガヘルツ(GHz、ギガは10億)以上で2コア以上」と表現されているものの、インテルCPU(中央演算処理装置)であれば一部を除き第8世代以降でなければならないのが実情だ。

また、ファームウエア(パソコン内蔵の起動システム)が「UEFI(ユーイーエフアイ)」であり「セキュアブート」に対応していること、セキュリティーチップの「TPM(トラステッド プラットフォーム モジュール)2.0」を搭載していることなど、セキュリティー関連の要件も追加されている。これらは10では必須ではなかったため、アップグレード時のハードルの1つになる。

「PC正常性チェック」アプリで確認しよう

そこでマイクロソフトは、パソコンが11に対応しているかどうかを確認できる「PC正常性チェック」というアプリを公開し、ユーザーが自分で11対応をチェックできるようにしている(図5)。

このアプリを使うと、「今すぐチェック」ボタンを押すだけで、そのパソコンが11の要件を満たすかどうかを判定できる(図6図7)。要件を満たさない場合は、何が不足しているかも示されるのでわかりやすい(図8)。

このとき、TPMの問題で「要件を満たしていません」と判定されたのなら、まだ可能性はある。というのも、「TPMは搭載されているが、初期設定で無効になっている」というパソコンもあるからだ。

TPMの設定方法

TPMの設定は、UEFIのセットアップ画面で行う。この画面を表示させる方法はパソコンによって異なるが、多くは電源を押した後、「F2」キーや「Delete」キーを押すことで表示させられる。以前はBIOS(バイオス)と呼ばれていた画面だ。その中の「セキュリティ」の項目に「TPM」や「セキュリティチップ」とあれば、それを有効にしてみよう(図9)。メニュー構成は製品ごとに違うので、操作方法は製品のマニュアルを参照すること。メニューが英語の場合もある。

TPMを有効にした後、再度「PC正常性チェック」アプリを試し、「要件を満たしています」と表示されれば、11を導入できる可能性が高い。

「ホーム」のセットアップはMSアカウントが必須に

ハードウエア要件以外にも、注意すべき点が1つある。10と同様、11にはビジネス向けの「プロ」エディションと家庭向けの「ホーム」エディションがあるが、「ホーム」のセットアップには、Microsoft(MS)アカウントが必須になることだ。

もともと利用している10をアップグレードする場合は問題ないようだが、10のシステムを削除してそっくり入れ替える「クリーンインストール」を行う場合や、11がプリインストールされた新しいパソコンを購入した場合は、初回のセットアップ時に戸惑うかもしれない。「ホーム」ではセットアップの途中で、Wi-Fiなどを介してインターネットに接続することを促される(図10)。

接続して先に進むと、MSアカウントでのサインインを要求され、MSアカウントを持っていない場合は、ここで作成しなければならない(図11)。サインインしなければ、セットアップを完了できないからだ。

従来の10では、初期セットアップ時にインターネットに接続せず、ローカルアカウントでサインインすることもできた。11の「プロ」でも同様だが、「ホーム」に限っては、MSアカウントでのサインインが必須となる。そのためにインターネット接続を促され、ネットにつながらないパソコンでは、セットアップを進められない。この仕様には注意が必要だろう。

アップグレードの方法は、(1)「Windows Update(ウィンドウズ アップデート)」経由での配信を待つ(2)公式サイトから「インストールアシスタント」を入手して実行する(3)公式サイトから「メディア作成ツール」を入手してインストール用のメディアを作成する(4)公式サイトから、ISOファイルをダウンロードして利用する――という4種類がある(図12)。そのうち、Windows Updateによるアップグレードの通知は、「11を入れても問題ない」と判断されたパソコンから順次行われるので、パソコンによっては数カ月待たされるかもしれない。

なお、OSのアップグレードは、動作に問題が発生しないとも限らないので、慎重に行うこと。アップグレード後に不具合が起きた場合、10日以内なら元の10に戻せる。

(日経PC21 田村規雄)

[日経PC21 2021年11月号掲載記事を再構成]

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