K-POP最旬グループは「ズズズ」 共通する2つの戦略男性ダンス&ボーカルグループ最新事情 K-POP編(1)

Stray KidsはJYPエンターテインメント所属の8人組で、2018年に韓国デビュー
日経エンタテインメント!

もはや、K-POPというジャンルを超えて、世界的なトップアーティストとなったBTS。彼らがアメリカで足場を固めるなか、“次世代”への注目がさらに高まっている。書籍『K-POPはなぜ世界を熱くするのか』の著者・田中絵里菜氏は、「今、最も勢いがあるのは“ズズズ”の3組」と断言する。

“ズズズ”とは、THE BOYZ、Stray Kids、ATEEZ(エイティーズ)の3組。共に4月から6月まで、6組のボーイズグループがパフォーマンスでバトルを繰り広げる番組『KINGDOM:LEGENDARY WAR』(日本ではABEMAで放送)に出演し、爆発的に人気を伸ばしている。例えば、8月23日に2ndフルアルバム『NOEASY』をリリースしたStray Kidsは、今作で前作(20年)の3倍以上に上る93万枚の予約注文数を記録した。

3組ともBTSの後に続く「第4世代」。田中氏によると、第4世代には前の世代とは異なる特徴があるという。

「この世代はBTSという成功事例があるので、それにならった施策を最初から手掛けています。1つ目がストーリーテリング。BTSはアルバムも3部作としてリリースし、MVにも一貫した世界観を設けており、それが欧米のファンを熱狂させる一因になっていました。ズズズの3組に関しても、作品に同様のストーリーテリングが見て取れます。2つ目がSNSの活用です。Twitterの更新頻度は1日7~10投稿は当たり前。さらにYouTubeではMVやパフォーマンス動画だけでなく、メンバーのパーソナリティーが伝わるオリジナルバラエティ番組やリアリティー番組を配信するなど、とにかく供給量が膨大なうえに、常に新しいコンテンツを出し続けている印象があります」(田中氏、以下同)

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